出版社内容情報
天気予報の精度が向上したのは,数値シミュレーションの研究によって大気のメカニズムの理解が進み,大気現象を適切に再現することが可能になったためである.本書はこの研究の最前線からの紹介と解説であり,学生と現場の技術者にとって不可欠の一冊である.
内容説明
本書では、現在の気象学の中で一つの重要な研究手法であり、精度のよい将来の気候変化予測を期待されており、また数値天気予報技術と不即不難の関係にある「気象の数値シミュレーション」について、その発展を振り返りながらシミュレーションの現状を紹介する。
目次
1 気象の数値シミュレーションと数値計算技術の発展
2 大気大循環モデル
3 数値モデルによる予報
4 大気大循環の再現
5 気候変動・変化のシミュレーション
6 台風のシミュレーション