“都市的なるもの”の現在―文化人類学的考察

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  • サイズ A5判/ページ数 529p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130563024
  • NDC分類 389.04
  • Cコード C3039

出版社内容情報

現代においては,世界全体がいわば都市になりつつあるといっても過言ではない.本書は,人類学的アプローチから世界の諸都市のさまざまな具体事例を集成して,都市の日常を生きる多様な人間の眼差しを明らかにし,現代社会の都市という生活空間の質を問う.

目次

序論 “都市的なるもの”を問う人類学的視角
1 都市の原像―“都市的なるもの”の誕生と形式(原初の都市トンブクトゥ;TIMBUKTU―沙漠と草原との結び目;中世ヨーロッパの都市性 ほか)
2 都市の支配―“都市的なるもの”の隠蔽と抵抗(都市が田舎にやってくる―南インドにおける寺院と映画;「村人」にとっての都市的経験―ネパールの事例から;「正義」のモザイクの可能性―フィリピンの移民空間のもめごと調停にみる“都市的なるもの” ほか)
3 都市の流動―“都市的なるもの”の散乱と潜在性(スタイルとしての身体―Driving my Body;“都市的なるもの”の襞―身体性からの逆照射;都市と記憶(喪失)について ほか)
附論 “「東京」を人類学する”ための覚え書き

著者等紹介

関根康正[セキネヤスマサ]
1949年群馬県に生れる。1973年東京工業大学工学部土木工学科卒業。1975年同大学院理工学研究科修士課程修了。ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)人類学・社会学科博士課程修了。Ph.D.。現在、日本女子大学人間社会学部教授
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