出版社内容情報
企業経営における財務の問題は，低成長経済への転換に伴って近年重要性を増大してきている．本書においては最近の理論的発展をふまえ，ポートフォリオ理論を軸に企業における投資およびそのための資本調達に関する経済原理を解説する．学生の教科書・自習書に最適．
目次
序章 企業財務と企業財務論の展開
第１部 企業財務の基礎（企業財務の基本問題；資本市場の機能；リスクと効用；効率的市場理論；エージェンシー理論；ポートフォリオ理論）
第２部 評価の理論（資本資産評価モデル；裁定価格理論；オプション価格モデル）
第３部 企業評価と財務政策（資本資産評価モデルと企業評価；配当割引モデルと企業財務；資本構成と資本コスト；自己資本調達と配当政策；負債の調達）
第４部 企業財務の最近の展開（リスクマネジメント；国際財務；ベンチャービジネスとベンチャーキャピタル；資金管理；わが国の企業金融）
