戦後フランス政治の実験―第四共和制と「組織政党」1944‐1952年

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  • サイズ A5判/ページ数 356,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130362085
  • NDC分類 312.35
  • Cコード C3031

出版社内容情報

フランス第四共和制は,国土解放後の政治的革新への希望と情熱を担って生まれた.議会体制の革新を図ろうとした第四共和制こそがその終焉を導いたのはなぜなのか.議会連合政治と「組織政党」の党内過程の交錯を明らかにし,第四共和制の政治構造を描き出す.

目次

序章 対象と分析枠組(党組織構造―ミリタン主義と「勢力範囲」;議会連合政治と政党モデル ほか)
第1章 「三党体制」―「組織政党」構想の実現と中絶(「ミリタンの共和国」―第四共和制という政治プロジェクト;「三党体制」の連合政治と“新たな政治構造”の試み ほか)
第2章 「組織された第三勢力」運動―「組織政党」構想の再生(「第三勢力」の選択と組織戦略;「第三勢力」組織化と党内過程 ほか)
第3章 「第三勢力」後期―院内への撤退と寡頭支配の成立(私立学校補助金紛争―争点管理と党組織の開放性;SFIO―一元化の進行と書記局‐大県連連合 ほか)

著者等紹介

中山洋平[ナカヤマヨウヘイ]
1964年神奈川県横浜市に生まれる。1989年東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程(中退)、東京大学法学部助手、専任講師を経て、現在、東京大学法学部助教授
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