出版社内容情報
難民は,いかなる原因や社会的メカニズムによって発生するのか,その受け入れについていかなる方策がとられているのか.本書は,国民国家の論理を問い直し,難民問題の実態を明らかにして,現代世界の抱える最も深刻な課題に迫った共同研究の成果.
内容説明
難民は、いかなる原因や社会的メカニズムによって発生するのか、その受入れについていかなる方策がとられているのか。国民国家の論理を問い直し、難民問題の実態に迫る。
目次
1章 国民国家と難民問題
2章 難民の定義と国際法
3章 ベトナム難民の発生原因
4章 フランスにおけるインドシナ難民―その受入れと社会編入をめぐって
5章 国際的接点としての香港
6章 日本の難民受入れ
7章 移民国家オーストラリアと難民
8章 パプアニューギニアと西イリアン難民問題
9章 太平洋島嶼諸国の人口移動と難民問題
10章 難民問題とイスラーム的国家理念