出版社内容情報
科学技術の発達によるリスク社会化,高度情報化による文字文化の衰弱…….現代社会は,近代の「仮想現実」を前提とする法の常識に深刻な反省を迫る.現代法のさまざまの兆候から,法と法的思考の未来を透視する.近代以後の法を問う,『仮想の近代』の続編.
内容説明
衰弱する文字文化、リスク社会化…、近代の「仮想現実」のゆらぎが法の常識を破りつつあるいま、法と法的思考の未来を透視する。
目次
1 ポストモダンの法理論
2 科学技術の水準と裁判
3 議論と自己修正
4 包摂技術とコミュニケーション
5 文字文化の衰弱と法の変容
6 仮想現実としての社会秩序