罪と罰の法文化史

罪と罰の法文化史

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  • サイズ A5判/ページ数 305p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130311496
  • NDC分類 322
  • Cコード C3032

出版社内容情報

日本における罪と罰の姿はいかなるものか.本書は「日本の刑事法・司法制度の通史的把握」という視点から,近代および西洋法継受以前の刑事法の変遷を解明する論文集.日本法制史・西洋法制史・外国法を専攻する執筆者が,それぞれに通底するテーマを独自の観点から描き出す.

目次

律令国家変容期における「公民」概念―日本的「公私」観念の成立
鎌倉幕府の殺害刃傷検断について
検断沙汰の成立と検断システムの再編成
明治初年の滞納処分における国税の自力執行力と優先権―明治五年太政官布告二八五号とその展開
韓国の朝鮮王朝初期における中国刑法の適用
トゥールのグレゴリウスにおける国王の刑事裁判権
訴訟の形式に従い判決の形式も調えられるべし―『グレゴリウス九世教皇令集標準註釈』の弾劾手続と糾問手続
「客殺し」のインヴォルティーノ、ロマニスト風
リストの刑法学方法論
決闘の法史と社会史―カイザーライヒを中心とする問題素描
1200年と1300年―日欧比較

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YY

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タイトル通り「罪と罰」に関係する法制史の論文を所収。あまり罪などに関係しない水上論文を含め、どれも総じて興味深い。特に中世国王裁判についての西川論文、ドイツにおける決闘を論じた和仁論文、鎌倉期の裁判について論じた植田論文がよかった。とりわけ植田論文は可罰性の閾値にもかかりそうなテーマであった。2012/01/11

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