中公クラシックス<br> 死にいたる病、現代の批判

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中公クラシックス
死にいたる病、現代の批判

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  • サイズ B40判/ページ数 392p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121600547
  • NDC分類 139
  • Cコード C1210

目次

死にいたる病
現代の批判

著者等紹介

キルケゴール[キルケゴール][Kierkegaard,Soren Aabye]
1813~55。デンマークの哲学者、宗教思想家。七人兄弟の末子として生まれる。17歳でコペンハーゲン大学に入学し、神学と哲学を学ぶ。次々と襲う家族の不幸、厳父との葛藤、恋人レギーネとの婚約破棄などの体験を内面深化させるなかで、数々の文学的・哲学的・宗教的著作を発表する。当時のへーベル風汎論理主義に抗して、不安と絶望のうちに個人の主体的真理を求めたその思想は、20世紀になって注目され、ニーチェとともに実存哲学の祖と称されるようになった

桝田啓三郎[マスダケイザブロウ]
1904年(明治37年)愛媛県大洲市生まれ。法政大学卒。東京都立大学名誉教授。1990年(平成2年)逝去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Y2K☮

40
「死に~」の後半は私がキリスト教への信仰を持たぬゆえ、時折ハッとさせられるだけで概ね上滑り。でも第一編は珠玉。「絶望して自分自身であろうと欲しない」は別の人間に生まれ変わろうと望むこと。「絶望して自分自身であろうとする」は社会から受けた不当な扱いに抗う行為に生き甲斐を見出すこと(即ち改善を欲していない。改善されたら充実の日々が終わってしまうから。小林よしのりが「脱・正義論」で学生たちに運動から離れて日常へ帰れと言ったことを思い出す)。大切なのは主体性。誰にも阿らず、いまここで生きる己の主観追求へ舵を切る。2021/07/04

肉欲棒太郎

7
『死にいたる病』「絶望」という概念に対する認識の甘さについて反省させられた。単独者としての自己、すなわち主体性を自覚すべしとの言に動機付けられるが、キルケゴールの場合、神を持つ者のみが自己を持つ者である、というのがなんとも取っ付きづらい。『現代の批判』新聞という媒体が生んだ「水平化」時代への批判は頷くところ多々あり。「神の死」を宣告したニーチェと、敬虔なキリスト者であるキルケゴールが、ともに大衆(公衆)社会への批判で一致したのは興味深いなと。2016/02/14

磁石

7
現在において自殺の原因は、熟慮に熟慮を重ねて初めて行われる。そのことから、その熟慮こそが自殺の原因になっているという指摘がある。キルケゴールは19世紀の人なはずだが、21世紀の今でも通じるものが、その洞察にあるのではないかと思う。2013/10/06

tekesuta

4
やあ、厳しい厳しい。しかし、実存主義のさきがけということもあって自分ひとり単独で神の前に立つ、他ならぬ自分が、というような考え方は身がひきしまる思いになるし、公衆について書いた部分も、すべてが均一された人間の度し難さを警告していて拝金主義の問題も自己責任の問題も、ここに帰結するということがわかる。客観的な真を求める気持ちから起こる情熱のなく分別くさい時代における問題。 2012/08/14

4
彼の思想の中核にあるのは、意志による主体的な信仰であるために、宗教意識の薄い私には理解するのが難いものでしたが(そして理解しきれていないでしょう)、それでも有意義なものでした。自己とは何か、信仰とは何か、ニヒリズムの克服などに一つの答えを示してくれています。大衆化、合理化の進む現代についても深く考察されており、キリスト教に関心がなくても読むに値する本だと思います。ただ、何を言っているか理解するのに必死だった為、自分自身の考えと比較したり出来ていなかったので、次に読む時はもう少し色々と考えながら読みたい。2011/02/10

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