出版社内容情報
データの改竄、成果の捏造…。不正に手を染めた科学者は、何を思い、どのような結末を迎えたか。40を超える事例から彼らの苦悩に迫る。
内容説明
科学のすぐれた成果を照らす光は、時として「研究不正」という暗い影を生み落とす。研究費ほしさに、名誉欲にとりつかれ、短期的な成果を求める社会の圧力に屈し…科学者たちが不正に手を染めた背景には、様々なドラマが隠されている。研究不正はなぜ起こり、彼らはいかなる結末を迎えたか。本書は欧米や日本、中韓などを揺るがした不正事例を豊富にとりあげながら、科学のあるべき未来を具体的に提言する。
目次
第1章 誠実で責任ある研究
第2章 21の事例
第3章 重大な研究不正
第4章 不適切な研究行為
第5章 なぜ、不正をするのか
第6章 研究不正を監視する
第7章 不正の結末
第8章 研究不正をなくすために
著者等紹介
黒木登志夫[クロキトシオ]
1936年、東京生まれ。東北大学医学部卒業。専門:がん細胞、発がん。東北大学(現)加齢医学研究所助手、助教授(1961‐71)、東京大学医科学研究所助教授、教授(1971‐96)。この間、ウィスコンシン大学留学(1969‐71)、WHO国際がん研究機関(フランス、リヨン市)勤務(1973、1975‐78)。昭和大学教授(1997‐2001)。岐阜大学学長(2001‐08)。日本癌学会会長(2000)。2008年より、日本学術振興会学術システム研センター顧問。東京大学名誉教授、岐阜大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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