内容説明
明治五年、湯島の展覧場にオオサンショウウオなどが展示されて以来、140年の歴史を持つ上野動物園。明治期には、ニホンオオカミやトキが飼われ、徳川慶喜がナポレオン三世からもらったウマも暮らしていた。戦中には猛獣殺害という悲劇もあったが、いまでは飼育種数では世界有数の動物園に育ち、教育・環境保全などでも重要な役割を担っている。園長自身が激動の歴史を、代表的な動物たちのエピソードとともに案内する。
目次
第1章 開園前後
第2章 宮内省の動物園
第3章 東京市の動物園に
第4章 平和の回復
第5章 復興から発展へ
第6章 新たな百年、そして二一世紀へ
第7章 上野動物園の目指すこと
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