中公新書<br> ヒンドゥー教―インドの聖と俗

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ヒンドゥー教―インドの聖と俗

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  • サイズ 新書判/ページ数 400p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121017079
  • NDC分類 168
  • Cコード C1214

内容説明

弁財天信仰、輪廻転生の思想などヒンドゥー教は、直接に、あるいは仏教を通して、意外にも古くからの日本人の暮らし、日常の信仰、思想に少なからぬ影響を与えてきた。本書は、世界四大宗教の一つでありながら、特定の開祖もなく、核となる聖典もない、いわばとらえどころのない宗教の世界観を日常の風景から丹念に追うことによって、インド社会の構造から、ガンディーの「非暴力」の行動原理までも考察する。

目次

プロローグ ヒンドゥー教と日本人
第1章 ヒンドゥー教とはどんな宗教か
第2章 ヒンドゥー教はいつ始まり、どのように発展したか
第3章 ヒンドゥー教の支持基盤―カースト制度
第4章 ヒンドゥー教のエートス
第5章 ヒンドゥーの人生と生き方
第6章 解脱に向かって
エピローグ シュリー・ラーマクリシュナの生涯と福音

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんがく

12
インドの信仰であるヒンドゥー教。輪廻や解脱など仏教にも大きな影響を与えているのは勿論のこと、ケガレと浄化など日本の神祇信仰に近い考えも多かったため、初めて学ぶわりにすんなりと入ってきた。(牛の糞や尿を浄化に使うというのはどうしても嫌な感じがするが)著者がインドで暮らしていたため、街の様子やインドの知識人のコメントなどが多数書かれていて、ヒンドゥーを現地の視点で理解できるのも良い。崇高な理想を掲げながら、現世利益的に割り切ってる部分があるのも、日本仏教に似ているなと思った。2019/02/07

牧神の午後

12
トーシロの身からすると何と言っても究極の格差社会カースト制や冒険譚ラーマーヤナなイメージしかないヒンドゥー教なんですが、チャクラやヨーガ、とひたすらに真理を探究するそのメンタリティと哲学。その一方でガンジス川の沐浴に見られる猥雑さとなかなかどうして一筋縄じゃない。そして最後に紹介されるラーマクリシュナに見られる宗教的合一の美しさ二魅了される。読むのに骨は折れるのだけれどなかなか貴重な異文化体験。2015/05/29

angelooo7

11
ヒンドゥー教の全体像をつかめる非常に良い本。宗教の本質は”空っぽ”である。無い中身に誰が何を詰めたのか?とセットで考えなければ単なる物語以上の理解を持ち得ない。特にヒンドゥー教は導師とセットで語られなければならない。2015/01/27

isao_key

10
インド人の思考、宗教観を文献だけでなく、自らの体験に照らし合わせて考察する意欲作。ヒンドゥー教概論というよりは、インドの根底にある思想を感じさせくれた。インド人が死を目前にして、なぜ静かな諦観した面ざしでいられるのかについて、それは彼らが日頃信ずる輪廻思想に由来するという。生と死のすべてを自然の大きなめぐりと観じ、霊魂は肉体の死後も生きつづけ、天界の楽土に赴き、祖霊た血と再会したのち再び、この世に生まれ変わる。今生で善行をしてので、来世はきっと現世よりも幸多く生れるだろうという期待と信念を抱いている。2014/12/19

in medio tutissimus ibis.

9
①歴史上特に開祖とか聖典とかはなく②当然個々でてんでにやってたため統一感というのは皆無ながら③なぜかお国の宗教としてふわっとした合意がある。……ああ、知ってます! それ日本では『神道』っていうんですけど。日本では働けないほど暑くはならないから哲学はそこまで発達しなかったとかの細かい違いもありますが、鎌倉仏教とバクティ運動が似たような結論に至るのも故なきことではない……という戯言はさておき、今までの「わからんということが分かった」なヒンドゥー本に比べこの本は格段に腑に落ちた。生の経験をかみ砕いて書いてる感じ2016/10/31

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