出版社内容情報
期待されて誕生した四つのメガバンクは、今や総崩れに近い状況に陥り、欧米の大銀行との間に大きな格差が生じた。直接要因はバブル期の不良債権だが、背景には、壮大なカルテルと横並び体質がある。合併はこの旧体質から抜け出せない中での自滅行為だった。再建への道は険しいが、「急がば回れ」の王道を行くしかない。そのために必要なことは、旧世代の残滓の一掃、時代に適った体質改善、国民の信頼回復である。
内容説明
期待されて誕生した四つのメガバンクは、今や総崩れに近い状況に陥り、欧米の大銀行との間に大きな格差が生じた。直接要因はバブル期の不良債権だが、背景には、壮大なカルテルと横並び体質がある。合併はこの旧体質から抜け出せない中での自滅行為だった。再建への道は険しいが、「急がば回れ」の王道を行くしかない。そのために必要なことは、旧世代の残滓の一掃、時代に適った体質改善、国民の信頼回復である。
目次
第1章 総崩れのメガバンク
第2章 日・米銀行の「愚かなる八〇年代」
第3章 九〇年代米銀の復活
第4章 九〇年代邦銀の没落
第5章 自壊の風土
第6章 突き詰めれば人事
第7章 明後日への処方箋
著者等紹介
箭内昇[ヤナイノボル]
1947年(昭和22年)、福島県に生まれる。1970年、東京大学法学部卒業、日本長期信用銀行入行。ニューヨーク支店副支店長、企画室長、営業二部長、取締役新宿支店長などを経て98年4月、執行役員となるが、経営陣を批判して同年7月辞任。現在アロー・コンサルティング主宰
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