内容説明
私たちはさまざまな製品やエネルギーを大量に消費し、豊かな生活を享受する一方で、ゴミを捨て、排気ガスや二酸化炭素をまきちらし、環境を汚染している。このようなライフスタイルは持続可能ではない。かといって私たちが昔のような生活に戻ることも不可能である。豊かな未来のために今すべきことは何か?経済学の基本から、ごみ有料制、排出量取引まで、環境経済学のすべてをやさしく解説し、明日への処方を明示する。
目次
第1章 環境問題と市場の失敗
第2章 政策手段の選択―環境税か、規制か、補助金か
第3章 環境問題は交渉によって解決できるか
第4章 ごみ処理手数料有料制の有効性とごみ排出量の減量化
第5章 廃棄物問題の現状と廃棄物政策
第6章 自動車交通と大都市の大気汚染
第7章 地球温暖化問題
著者等紹介
日引聡[ヒビキアキラ]
1961年、京都府生。85年、上智大学経済学部卒業、90年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。バッテル研究所、イリノイ大学シカゴ校客員研究員等を経て、現在、国立環境研究所社会環境システム研究領域主任研究員及び東京工業大学大学院社会理工学研究科助教授。専攻・環境経済学。日本計画行政学会奨励賞受賞(1997年)
有村俊秀[アリムラトシヒデ]
1968年、千葉県生。92年、東京大学教養学部教養学科卒業、94年、筑波大学環境科学研究科修士課程修了。94年、ミネソタ大学経済学部大学院留学。96~2000年、同大学同学部非常勤講師。2000年、同大学にてPh.D.取得。現在、上智大学経済学部専任講師。専攻・環境経済学、応用計量経済分析
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