内容説明
本書は大乗仏教の根本的立場から、『春と修羅』が示す賢治の人間観を理論的に考察し、また「雨ニモマケズ手帳」に現れる彼の人生観の意味を明らかにして、宮沢賢治の信仰の原風景と世界観にせまる。
目次
第1部 『春と修羅』の「わたくし」(詩人宮沢賢治;『春と修羅』の序;現象の発生装置;来世は存在するか;現象の立場;賢治の人間観)
第2部 「雨ニモマケズ」のデクノボー(「雨ニモマケズ手帳」;「雨ニモマケズ手帳」と禅;賢治と菩薩道;常不軽菩薩;デクノボー―賢治の人生観)
本書は大乗仏教の根本的立場から、『春と修羅』が示す賢治の人間観を理論的に考察し、また「雨ニモマケズ手帳」に現れる彼の人生観の意味を明らかにして、宮沢賢治の信仰の原風景と世界観にせまる。
第1部 『春と修羅』の「わたくし」(詩人宮沢賢治;『春と修羅』の序;現象の発生装置;来世は存在するか;現象の立場;賢治の人間観)
第2部 「雨ニモマケズ」のデクノボー(「雨ニモマケズ手帳」;「雨ニモマケズ手帳」と禅;賢治と菩薩道;常不軽菩薩;デクノボー―賢治の人生観)