内容説明
ショービジネスがマスコミの社会・芸能面から、経済・国際面へと進出をはじめた。なぜソニーはコロンビア映画を、松下電器はMCAを、そして東芝は多大のリスクを侵しながらアメリカ進出を試みるのか。ショービジネスの本場アメリカの映画・音楽産業の実状を、その時代の流れのなかで語るとともに、広報の有力な手段として、政治・経済・宗教をはじめさまざまな場面での効用を説き、今後の日本におけるあり方を検討する。
目次
プロローグ 現代のアメリカ・ショービジネス
第1章 映画とアメリカ(ビジネスとしての映画;アメリカ文化の象徴;映画でたどるアメリカ現代史;映画は家で―ホームビデオの時代;映画とテレビ;アメリカ映画の課題)
第2章 現代の音楽ビジネス(コンサートの経済学;アメリカの音楽市場;発展する音楽関連ビジネス;アメリカ音楽産業をめぐる諸問題)
第3章 最新ショービジネス事情(ライセンスと裁判;ショービジネスとプロパガンダ;ショービジネスの将来)