中公新書<br> ダーウィン論 - 土着思想からのレジスタンス

中公新書
ダーウィン論 - 土着思想からのレジスタンス

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121004796
  • NDC分類 467.5

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

家の中のぱっぽ

1
ダーウィンの自然淘汰説の抜け穴を著者の研究で明らかになった棲み分け理論で徹底的に批判している本書。 古い本なので、著者の考えにもいくつかの欠点部分があるし、自然淘汰説の理解もまだこの頃議論の途中でもあるので読んでみるとおや?と思うところがあるが、今までこの有名な著者の考えに触れていなかったので新鮮だった。2021/09/17

naoto

1
今西進化論とダーウィン進化論の対決…ではなかったけど、今西進化論の方が分があるかな。退化に自然淘汰が適用できない、の指摘に納得。進化速度に速いときと遅いときがあって…というのも、今西進化論に有利かな。ま、今西「進化論」というのはちょっと違うんだけど。2017/05/19

T. Mura

0
ダーウィンの自然淘汰の否定というより、そこに通底する個人主義を見出し、今西自身の自然観である種社会と対比することで、進化に対して取りうる立ち位置を明瞭化する。ドクトリンをありがたく戴きその枠組の中だけで考えるより、目の前の現象をよくみて説明を考える。それが科学であろう。2016/10/20

rotte

0
生物を擬人化して生物の進化を説いたダーウィンの進化論の誤りを指摘している。進化は一定方向を目指して進んできたものであり、やみくもな突然変異や自然淘汰では説明がつかないと説いている。種はすべて繋がっていて連携して進化したのである。地上のすべての生物は地球上でそれぞれが棲み分けて共に種を残そうと存続し続ける一つの大きなシステムであり、我々には計り知れない意図をもって進化し続けたのであろう。我々生物がより良く生き続けようとする様に。生命を正しく捉えない限り進化は捉えられない。2015/07/30

ヒコ。

0
今西さんのダーウィニズム、進化は突然変異と自然淘汰だけでは説明できないのではないか、定向性の進化、つまりキリンは首が長くなりたくてなった、そういうことがあってもいいんじゃないかという穏やかな反論2015/06/16

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