田中角栄と国土建設―「列島改造論」を越えて

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120034732
  • NDC分類 601.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『日本列島改造論』は過去の遺物ではない! 田中角栄の生涯とその遺産を検証し土建国家の未来を論じる。

内容説明

土建宰相を軸に描いた建設業と政治の戦後史。

目次

第1章 土建宰相の原点
第2章 建設国家の骨格
第3章 国土開発の集大成・列島改造論
第4章 成長の終焉・角栄の挫折
第5章 角栄後の15年
第6章 脱角栄による地方再興
終章 田中角栄を卒業するために

著者等紹介

米田雅子[ヨネダマサコ]
山口県生まれ。1978年、お茶の水女子大学理学部数学科卒業。NPO法人建築技術支援協会常務理事・事務局長、同協会新分野推進研究会を主宰。東京工業大学非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

7
今の日本の経済状況で国土建設を提案し実行するのは有効需要を政府が先頭に立ち地域格差を是正出来て同時に国民所得向上につながる。コンクリートファンタジーはまさに信用創造が広がる目に見える成果を出せる。デフレ下での実行は雇用と所得が生まれみんなが気持ち良くお金を使える状況を創り出すチャンスになる。政治とは力で有り力はお金でも有るのは昔から変わらないが原点に戻り日本は物を作る事が良い事だと素直に信じる幸せを取り戻す機会だ。多少強引に周りを引っ張っていく独裁的なリーダーの下で国民がお金を使う喜びを取り戻して行く。2014/10/05

check09

0
日本の国土建設の歴史を、資料とともに知ることができた。現在の交通網や国土のあり方は、田中角栄の発案によるものだとひしひしと感じる。角栄といえばロッキード事件というイメージだったが、将来の展望に基づき強い意志を持って政策を実行した政治家という顔も持ち合わせていたとわかり見方が変わった。角栄は成長を続ける経済にあった政策を実行し、社会基盤を整備した。情勢の変化に伴い政策は転換を迫られ、角栄の人気は衰える。今に残る問題もあるが、解決策がすでに土光臨調で提案され、一度はその方向に向かっていたことが何とも言えない。2011/06/22

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