自民党幹事長室の30年

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120033438
  • NDC分類 312.8
  • Cコード C0031

内容説明

政策一般、国会対策、人事、選挙、党内調整…党務全般を仕切る自民党幹事長。田中角栄から加藤紘一まで著者が仕えた幹事長22人。その1人1人の仕草、癖、言葉、素顔。そして彼らの生態。

目次

角福戦争(人情と、政治力と、金権と―田中角栄;大勝負に弱いタカ派―福田赳夫 ほか)
四十日抗争(三木おろしを平和裡に収束―内田常雄;哲学を感じさせた政治家―大平正芳 ほか)
中曽根「本格」政権の陰(再びの角福戦争―二階堂進;記者上がりの特ダネ政治家―田中六助 ほか)
安竹宮の暗闘(目配り、気配りの達人―竹下登;熱血漢、病魔に倒れる―安倍晋太郎 ほか)
流れる自民党(ソフトな人当たりとしたたかな意志―小渕恵三;大混乱の予兆に挑む―綿貫民輔 ほか)

著者等紹介

奥島貞雄[オクシマサダオ]
元自民党幹事長室室長。1936年福井県生まれ。61年に中央大学法学部(夜間部)卒業。54年に自由党本部に就職。55年の保守合同で自由民主党総務局勤務となる。92年事務局次長兼総裁・幹事長室室長。99年定年退職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toshiko Harai

2
自民党の変遷が見えて面白い。だんだんと骨が細くなっていくのか、幹事長の個人についての記述がつまらないものになっていくのも面白い。2011/11/30

1
幹事長になった歴代議員の事務方に対する態度でその人の本性がわかる気がした。私的な面も見えてなかなか面白い。現代に近づくにつれ、幹事長のエピよりも政局などにページを費やすようになるのを見るとそれだけ幹事長も年々小者になってきて個人について書くことがなくなって来たんだろうなと思った。2011/07/16

Hattolis

0
面白い!。それぞれの幹事長の時代の総裁と党幹部、野党の人間関係のマップをつけるともっと面白いと思う。ワーストワンの幹事長は・・・・・、なるほど!。2008/12/10

TSUJINO Yusuke

0
☆☆☆☆2022/03/11

スズキパル

0
著者は結党時からの生え抜きの自民党職員。大半の時期を幹事長室で勤めたため、事務方サイドから見た歴代幹事長の横顔を生々しく描いている。田中角栄氏を「歴代最高」と持ち上げる一方、後に党を割ることとなる小沢一郎氏や、竹下派分裂時に彼と対立した梶山静六氏の強引なやり方に対する評価が極めて辛口で驚いた。自民党が下野した時は自社連立の成功に尽力する一方、首班指名で党を裏切った海部俊樹氏の総裁画を自分の一存で取り外してしまうなど、党への愛着の裏返しともいえる「裏切り者」への怒りが感じられるエピソードが。2019/03/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/82467
  • ご注意事項