生きることにも心せき―国際社会に生きてきたひとりの軌跡

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120031557
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

日本が生んだ稀有な国際人明石康(元国連事務次長)が綴るわが半生。秋田での生い立ちから、フルブライト留学、日本人初の国連職員、カンボジア、ボスニアでの二度のPKO指揮に至るまでを詳細に回想し21世紀の国際関係を展望する。

目次

秋田から東京へ
アメリカ留学から国連へ
一九九二年三月・カンボジア着任
日本のPKO参加
一九九三年五月・選挙
一九九三年九月・忍耐と希望
ボスニアPKOを取り巻く国際情勢
緊張するボスニア情勢
ギリギリで決意した空爆の回避
国連PKO最大の危機
国連保護軍ボスニア撤退か
国連平和維持活動の限界
国連とNATO
旧ユーゴの任務を終えて
エピローグ

著者等紹介

明石康[アカシヤスシ]
1931年秋田県に生まれる。54年東京大学教養学科アメリカ分科卒業。フルブライト留学生としてバージニア大学大学院修了後、フレッチャー・スクールで学ぶ。57年日本人初の国連事務局職員となる。74年から79年まで日本政府国連代表部参事官、公使、大使を歴任。79年国連事務次長(広報担当)に就任。87年事務次長(軍縮担当)。92~93年カンボジア暫定統治機構の最高責任者としてカンボジアの再建に取り組み、94~95年には旧ユーゴの民族紛争における国連活動を指揮。96~97年事務次長(人道問題担当)。97年末に国連を退官。現在は日本予防外交センター会長、立命館大学客員教授など。96年読売国際協力賞受賞
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