新潮新書<br> オキナワ論―在沖縄海兵隊元幹部の告白

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オキナワ論―在沖縄海兵隊元幹部の告白

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106106514
  • NDC分類 312.199
  • Cコード C0231

出版社内容情報

「NO」しか言わないオキナワでいいのか? 歴史学者として、海兵隊の元政治顧問として捨て身の直言!

「沖縄問題」の病理とは―捨て身の直言! 「NO」しか言わないオキナワのままでいいのか? 普天間と辺野古の基地問題、政権交代とトモダチ作戦の裏側、偏向するメディア――「沖縄問題」の虚実と闘った二十年間の集大成。

内容説明

「NO」しか言わないオキナワのままでいいのか?誤解だらけの基地問題、政権交代とトモダチ作戦の裏側、偏向するメディア―政治的思惑と感情論ばかりが支配する空気に抗い、事実に基づいて日・米・沖のあるべき姿を探究し続けた二十年。歴史研究者として、海兵隊の政治顧問として、情熱を傾けてきた著者が沖縄問題の虚実を解き明かす。沖縄も政府も米軍も、傾聴すべき直言が満載の刺激的論考。

目次

第1章 国立大学から海兵隊へ(日本人留学生との出会い;JETプログラム四期生として来日 ほか)
第2章 米軍基地再編の失敗と政権交代(政権交代とは何だったのか;普天間の重要な基地機能 ほか)
第3章 トモダチ作戦と防災協力の展開(阪神淡路大震災での原体験;災害対応での日米協力の研究 ほか)
第4章 沖縄のメディアと活動家との闘い(「不当逮捕」「映像公開」「解雇」の顛末;外国メディアと地元メディアの不穏な動き ほか)
第5章 沖縄問題の解決へ向けて(「基地の75%が集中」「高い犯罪率」という虚構;「基地負担」だけの偏った議論 ほか)

著者等紹介

エルドリッヂ,ロバート・D.[エルドリッジ,ロバートD.] [Eldridge,Robert D.]
1968年米国生まれ。政治学博士。神戸大学大学院法学研究科博士課程修了。大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授を経て、2015年5月まで在沖縄海兵隊政務外交部次長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

35
沖縄の基地問題、米軍側はどう思ってるのか読んでみた。著者は海兵隊元幹部となってましたが、軍人ではなくて歴史学者だそう。普天間と辺野古の違いとかなるほどと思うところもあるけど、沖縄県民が地元紙と教育で左に洗脳されてるというくだりはホントにそうなの? 他の本も読んでみないと。あと海兵隊がほかの3軍と比べて荒くれ者っぽいイメージなのはなんでかな? それも他の本を読んでみないと。沖縄は行ったことないけど三沢は数年前行った。周辺すごく寂れてたー。こういう基地格差もちょっと気になります。2017/05/23

姉勤

26
極超の性善説。あえて本邦の「リベラル」を表現するなら、こうか。リベラリストたる我に一切の瑕疵はなく、我に違を唱える暴論に耳を傾ける事、まかりならん。特に沖縄に関する論調は、彼らの忌む「大本営発表」に酷似している。その暴論を開示した事により海兵隊文官を解雇された著者の、沖縄を取り巻く「状況」の分析。ヤマトンチュの見ざる、聞かざる、言わざるの、善意の「逃げ」が、琉球人独立という美名に隠れた「孤立」に手を貸している。識れ、聴け、語れ。それがリベラルであろう。2016/08/06

skunk_c

15
独りよがりと傲慢に尽きる。日米と沖縄に通じた歴史学者を自称(実際日本の大学で教えていた)しており、一次史料に当たった研究を矜持としている(どこかで読んだ台詞だが)そうだが、現在の沖縄の「反基地」(これについて著者の語ることの中には首肯できる部分もある)のルーツのひとつである、アメリカ施政権下の基地拡張と反対運動について全く言及がない(知らない訳はないと思う)。都合の悪いことは隠すのか。そして自分の主張に反するものを「左翼」「革新」のレッテルで切る(しかし翁長現知事が「革新」とは!)。騙されてはいけない。2016/02/23

Porco

14
非常に興味深くて面白かったのですが、沖縄県民の(沖縄メディアの、かもしれませんが)被害者意識の淵源がどこにあって、どう膨らんできたのかについて解説が欲しかったと思います。別の著書に書いてあるのだろうか?2017/03/20

トッド

10
偏向沖縄史を日米沖の一次資料で研究し直す。戦後米戦略対立⇒①米軍は拠点化②国務省は返還。海兵隊⇒知的柔軟。日本学会⇒官僚的強固。政権交代で議論可能に⇒民主党は歴史無知勉強不足。普天間⇒死傷者0,高台,滑走路長,騒音↓。勝連集約基地構想◎3m埋立,那覇空港安全度↑,防衛費↓↓。辺野古✖低地40m埋立作業難,滑走路短,環境悪,費用は勝連10倍,時間5倍,基50年代旧式。主導権沖縄で米国提案できず⇒防衛庁と地元利権が拒否。反対運動⇒日米同盟破壊派。菅官房長官⇒誤報続ける。沖縄⇔被災地:旧式2日,オスプレイ4時間2017/02/09

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