出版社内容情報
自由は本当に「善きもの」か。経済学の泰斗が、古代ギリシアから啓蒙時代、近代日本までの歴史を総覧し、自由社会のあり方を考える。経済学の泰斗が「資本主義の急所」に挑む――。自由は本当に「善きもの」か? 市場経済が暴走し、民主主義が機能不全に陥ってしまうのは、自由が足りないせいか、それとも過剰なせいか? 古代ギリシア、古代ローマ、中世ヨーロッパ、啓蒙時代の西欧、そして近代日本……経済学者の視点から、古今東西の歴史と思想を自在に行き来し、政治経済体制としての自由のあり方を問う。
猪木 武徳[イノキ タケノリ]
内容説明
自由は本当に「善きもの」か。市場経済が暴走し、民主主義が機能不全に陥るのは、自由が足りないせいか、それとも過剰なせいか。古代ギリシア、古代ローマ、中世ヨーロッパ、啓蒙時代の西欧、近代日本、そして現代グローバル社会…経済学者の視点から、古今東西の歴史と思想を行き来し、人間精神の自由、政治経済体制としての自由のあり方を問う。
目次
第1章 守るべき自由とは何か
第2章 自由のために闘ったアテナイの人々
第3章 古代ローマ人の自由と自死
第4章 信仰と自信、宗教と政治
第5章 教える自由、学ぶ自由
第6章 言論の自由、表現の自由
第7章 賭ける自由と経済発展
第8章 恒産・余暇・自由
著者等紹介
猪木武徳[イノキタケノリ]
1945年、滋賀県生まれ。経済学者。大阪大学名誉教授。元日本経済学会会長。京都大学経済学部卒業、マサチューセッツ工科大学大学院修了。大阪大学経済学部教授、国際日本文化研究センター所長、青山学院大学特任教授等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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