内容説明
書とは何か。文字の起源から前衛書までを、思索する書家が分析し、鮮やかに解きあかす。
目次
第１部 書とはどういう芸術か（書は筆蝕の芸術である；書は文学である；書の美の三要素―筆蝕・構成・角度 ほか）
第２部 早わかり中国書史（古代宗教文字の誕生―甲骨文・金文；文字と書の誕生―篆書・隷書；書の美の確立―草書・行書・楷書 ほか）
第３部 早わかり日本書史（日本の書への道程；日本の書の成立；新日本の書―漢字仮名交り書の誕生 ほか）
第４部 書の現在と未来を考える（西欧との出会い―近代の書；文士の書と現代書；戦後書の達成 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なかたにか
2
どれも同じ内容なので、気をつけて下さい。
とったん
0
書道の発展を軸に、著者の書道論を一冊に上手くまとめてあり、書道の概要を掴むことができた。大変おもしろかった。ただ、議論としては論理的な破綻が多いと感じた。書道は見易さと美しさという点では唐の時代に完成されてしまい、あとは文学としての意味を超えた表現へ向かって進化したそうである。2010/06/14
