内容説明
繩文時代から今日に至る日本人固有の信仰の全貌。渡来宗教と融合し、姿を変えながら、大地に浸透していった有り様を、出羽三山、伊勢、熊野など宗教ゆかりの各地に検証しつつ、日本人の精神の基層に迫る。
目次
1 原日本の宗教
2 原初の宗教コスモロジー
3 神道・修験道のはじまりと浄土の風景
4 常世の海と道教渡来
5 渡来の宗教と神仏の習合
6 古都奈良の社寺空間
7 日本仏教を生んだ宗教的パルス
8 空海密教と神祇の宇宙
9 日本海文化と山岳信仰
10 黄金浄土と日本文化
11 禅思想が放つ気の世界
12 出羽三山・修験道がもつ生命哲学