新潮選書<br> 分類という思想

新潮選書
分類という思想

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 20X13cm
  • 商品コード 9784106004292
  • NDC分類 461
  • Cコード C0345

内容説明

多くの人々に受け入れられた分類体系は、ある時代と地域の思想・文化をうつし出したもの。確立されたと思われている、生物の分類とてその例外ではない。分類するとはどういうことか、いったいその根拠はどこにあるのか。様々な事例を示しながら、その素朴な疑問を解き明かす。構造主義生物学の俊英による分類学事始め。

目次

第1章 名づけることと分類(なまえとフェティシズム;コトバは思考をしばる;コトバは何を指すのか)
第2章 何をどう分類するのか(客観的な分類方法はあるのか;生物分類の歴史;みにくいアヒルの子の定理)
第3章 進化論が分類学に与えた衝撃(現代分類学の3つの学派;進化のプロセスにもとづく系統分類;リンネの呪縛から逃れられない系統分類)
第4章 新しい分類学を求めて(DNAから見た系統学;構造主義分類学の提唱)
第5章 まとめ