内容説明
人間が利用すべきメディアが、今日ほど多様化して社会と個人に広く深くかかわり、ものの見方と価値観の問い直しを迫ったことはかつてない。電話やテレビのように日常的なものから音響メディア、コンピュータ、さらにエレクトロニクスと高度通信技術が結合したニュー・メディアまで、それは現代人の生き方にどういう意味を持つのか?メディアにどう対処し、メディアが造り出した「地図にないコミュニティ」のなかでどう生きてゆくのか?
目次
はじめに 「話す墓石」の話
1 「サンマルコの馬」の秘密
2 テレビと人間
3 メディアとスポーツ
4 音の壁のなかで
5 メディアと音楽
6 見えない相手との対話
7 コンピュータと人間
8 地図にないコミュニティ
結び 「ウサギとカメ」の話