内容説明
どうして仏前では合掌し、神前では手を拍つか。禅と禊の違いは?なぜわれわれは大晦日に除夜の鐘を聞き、元旦は神社にお参りするか。本書は、仏教と神道が日本人の実生活の場において果たしている役割と機能を比較検討することによって、日本人の宗教を明らかにしようとしたものである。
目次
第1部 民族宗教と世界宗教
第2部 お経と祝詞は同じか
第3部 合掌の沈黙、柏手の音
第4部 親鸞の愛、宣長の道
第5部 鳥居と卍の意味
第6部 檀家の義務、氏子の責任
第7部 生活の中の「仏教」と「神道」
第8部 神前の結婚、仏式の葬儀の国