新潮選書<br> マインドウオッチング―人間行動学

新潮選書
マインドウオッチング―人間行動学

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  • サイズ B6判/ページ数 292p
  • 商品コード 9784106003196
  • NDC分類 141.7

内容説明

心理学者は、人間行動の研究から何を学ぼうとしているのか?究極的な目的は、人びとの行動がなぜそんなふうになるのか、理由を理解することにある。人間の行動に真の光をあてるのに、常識はあまり役に立たない。心理学実験による諸発見は、直観に反するもの、つまりびっくりするような、まったく予期しないもののことが多い。本書では、心理学の歴史上もっとも重要な諸実験をとりあげる。

目次

A 警告的な物語(よきサマリア人はどこへ;なぜ殺人罪をまぬがれる人がいるのか;服従の危険;スタンフォード大学の拘置所実験;狂人を誰が見分けるか)
B 動物から何を学べるか(条件づけの優しい仕方;人の子として育ったチンパンジー;必要なのは愛だけ)
C 脳、行動、そして生物学(脳波の存在;パーソナリティは遺伝的に継げるか;脳手術、もっとも無情な切断か;情動はどこから来るのか)
D 日常生活の合理的しくみ(見たことを記憶できるか;同時に二つのことをする;人間はなぜ忘れるのか;プライヴァシーと親密;自己正当化)
E 心理学の利用(子供をどう育ててはいけないか;教育の可能性;バイオフィードバック;犯罪者は治療できるか;パーソナリティと政治)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

nakamura masaru

10
先月はまったく読めなかったので、 何とか活字!と思って、早く帰ってきたので、 とりあえず通読。 豊富な事例のいくつか拾い読みだけでも面白かった。 やはり心理と行動は、実態/実例調査。2019/04/02

nakamura masaru

9
図書館に返す前のもう一読。 エスキモーにも南アフリカの聞いたことない部族にも、 狂った人、異常な人という言葉と概念があるという。2019/04/13

ゆき (Kou)

4
行動療法の古典的名著を呼ばれているだけあって面白かった。さまざまな心理学実験を取り上げて、人間の本質を探る。80個位は紹介あったんじゃないかしらん。悪名高い監獄実験で人間の権力志向を暴露したり、動物実験で道徳は条件付けによって誕生する事を証明したり、双子を追跡した統計でパーソナリティは最大で8割遺伝で決まることを証明したり、刺激的な内容が多かった。特に記憶に残ったのは遺伝研究。実は環境はそれほど大事でなく、暴力性・外向性・IQすら、ほとんどが遺伝で決まるのだという。昨今のPCブームを数字の暴力で吹き飛ばす2017/05/02

そあ

1
認知的不協和を解消するための自己正当化、という心の流れは感覚的にしっくりくるもので非常に面白かった。自分の行動を省みた時に、本書で解説されているような自己正当化が散見される。そして、ものごとを考える際に使う材料が増えたことは、素直な歓びだ。このほかにも、様々な実験結果から新たな視座を獲得することができたように思う。 もうね、自分がなーんも知らないんだなぁ、って気持ちでいっぱいになりました。もっと勉強したいと思わせてくれるという意味でも、良い本だと思います。僕みたいなアホでもなんとか食らいつける。気がする2017/08/26

ひろゆき

0
代表的な実験を多数紹介してくれていて、理解しやすかった。脳梁切断手術などもわかりやすく、脳を真っ二つにして人間大丈夫なのかよ思ってましたが、それなりに動物実験を繰り返したうえで、けっして脳は脳梁だけでつながっているのではないとのこと。安心しました。利害関係はまったくなくても人間はどこまで人に残虐になれるかの悪名高い実験も解説され、教えられること多かったです。2017/05/30

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