新潮選書<br> 人間の死にかた

新潮選書
人間の死にかた

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784106001192
  • NDC分類 280.4
  • Cコード C0323

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんすけ

2
七人の男の死に際の物語である。どれをとっても生きていたことの空しさを憶えさせ、読む者に後味の悪さを抱かせる。トルストイに至っては妻子の無理解に反発して家出し、その結果としての悲惨な死である。それでも読ませるのは、その生き方に読者自身を投影させるのが可能だからである。人類史始まって以後、死を拒絶し得たものは存在しない。そして、誰にとっても死は不快なものでしかない。人間は苦しみながら死んでいくものである。2016/08/10

讃壽鐵朗

1
それぞれに興味深いが、衒学者気取りの文章が不快だ2021/10/14

fuchsia

0
スィフトについての章が読みたかったので。他には親鸞、トルストイなどが取り上げられております。作者が自身についても含めて死について考える「夏日随想」が思いがけず面白かった。この時点では死とはあくまでも個人的体験であるという結論になっております。2013/03/31

フリウリ

0
2/10 トルストイ(の妻からの逃亡)、正宗白鳥(の改宗)、スウィフト(の狂気と女性)、フロイト(の超人的な仕事ぶり)、親鸞(と息子)、江藤新平(の処刑)、プーシキン(の決闘)。正宗白鳥はキリスト教に「そっと」改宗した。そのほか、フロイト、トルストイ、スウィフトは○。江藤と親鸞は☓。プーシキンは中野好夫の別の本で読んだ(と思う)。ひょっとするとトルストイもスウィフトも??2022/08/18

powe

0
偉人の最期を描いた本。 江藤新平が印象的。才能があるのに生きかたがうまくないって損だな。。 後は夫婦関係がもとで、トルストイやプーキンシーは可哀想な最期を遂げている。2019/01/29

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