Crest books<br> 屋根裏の仏さま

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屋根裏の仏さま

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  • サイズ B6判/ページ数 171p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105901257
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

20世紀初頭、「写真花嫁」としてアメリカに渡った少女たち。その静かなささやきが圧倒的な声になって立ち上がる全米図書賞候補作。

20世紀初頭、写真だけを頼りに、アメリカに嫁いでいった娘たち――。その静かな声を甦らせる中篇小説。百年前、「写真花嫁」として渡米した娘たちは、何を夢みていたのか。厳しい労働を強いられながら、子を産み育て、あるいは喪い、懸命に築いた平穏な暮らし。だが、日米開戦とともにすべてが潰え、町を追われて日系人収容所へ――。女たちの静かなささやきが圧倒的な声となって立ち上がる、全米図書賞最終候補作。

内容説明

100年程前、夫となる人の写真だけを頼りにアメリカに嫁いでいった日本の娘たち。失望とともに結婚生活をはじめ、厳しい労働を強いられながら、子を産み育て、あるいは喪い、懸命に働いて、ようやく築いた平穏な暮らしも、日米開戦とともにすべてが潰え、砂漠のなかの日系人収容所へ―。「わたしたち」という主語を用いて、女たち一人ひとりの小さなエピソードがつぎつぎと語られるうち、その小さなささやきが圧倒的な声となってたちあがる、痛ましくも美しい中篇小説。

著者等紹介

オオツカ,ジュリー[オオツカ,ジュリー] [Otsuka,Julie]
1962年、戦後アメリカに移住した航空宇宙エンジニアである父と、日系二世の母とのあいだにカリフォルニア州に生まれる。イェール大学で絵画を学び、コロンビア大学大学院で美術学修士号取得。2002年、小説『天皇が神だったころ』を発表、高評を博す。2011年刊行の本書は、PEN/フォークナー賞、フランスのフェミナ賞外国小説賞ほかを受賞

岩本正恵[イワモトマサエ]
1964年、東京生まれ。東京外国語大学英米語科卒業。2014年逝去

小竹由美子[コタケユミコ]
1954年、東京生まれ。早稲田大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

291
【原書】フィクションとはいえ、これまで私が耳にしていた「ピクチャーブライド」を壮絶に超える内容。物語は主語が「we」「some of us」などの匿名性を押し出して語られていく。もう少し先を読みたいというところで終わり、の手法もうまいなぁと。読者の心に重しを残すような作品。2017/03/28

遥かなる想い

136
百年前、アメリカに渡った日本人娘の「写真花嫁」の物語である。この時代の運命に耐える 女性たちの心根は靭く、哀しい。 一人称複数で語られるこの時代の女性たちの 無数の声が 静かに胸を打つ…そんな印象の作品だった。2021/06/30

れみ

133
まだ会ったことのない夫の写真を手に海を渡った「わたしたち」。アメリカでの暮らし、その後の日米開戦によって砂漠の中の日本人収容所送りとなり、懸命に働いて手に入れた暮らしを手放さなければならなかった「わたしたち」。「わたしたち」で綴られるたくさんのエピソードを読んでいると、その声が耳の中に響くようだし様々な光景も目に浮かぶよう。恥ずかしながら、この「わたしたち」のような「写真花嫁」という存在のことも、戦時中、アメリカに暮らす日本人の人々がどういう目に遭ったのかも、この本で初めて知った。たくさんのエピソード →2018/09/18

ちゃちゃ

110
無数の女たちの囁きが重なり合い、圧倒的な熱量をもって迫ってくる。20世紀初めに渡米した多くの「わたしたち」。一枚の写真で夫となる男を決め、豊かな未来に胸をふくらませて。けれど、待ち受けていたのは苛酷な肉体労働の日々。さらに、その先には開戦による強制収容所への送致という酷い運命が。激しい差別と偏見に晒されながら苦難の日々を送った日系移民の女たちの物語が、「わたしたち」という一人称複数の主語でたたみかけるように語られる。小さな囁きの集積が歴史の暗部に光を当て、哀切な響きを伴って胸に鋭く突き刺さる秀作だ。2019/05/06

星落秋風五丈原

101
「わたしたち」のリフレインは効く。一定のリズムを作り出す効果もあるのだけれど、顔の見えない名前もわずかしか書かれない写真花嫁たちのつぶやきがあちらからもこちらからも聞こえてくる気がする。2016/04/17

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