ユニクロ思考術

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784104642021
  • NDC分類 673.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ユニクロの快進撃の秘訣は「常識」を覆す思考力にあった!
「引き算」の創造力とは何か。なぜウェブでの明快な説明は逆効果なのか。売れる売れないだけで判断しない理由とは。海外に出ても現地のやり方に合わせない根拠とは。最前線で働くキーマンたちが、その仕事力の具体的なポイントを惜しげもなく公開する。あなたの既成概念を打ち破り、「考える力」を鍛えるための必読書。

目次

1 「引き算」の創造力(合理的であることに対する美意識;引き算で目立たせるデザイン;志と挑戦精神から出て来る大きなもの)
2 「ウェブ・マーケティング」の方法論(「いいですよ」と連呼する時代はもう終わり;だれがパズルの最後のピースをはめるのか;原点は子どもじみた驚きをつくること)
3 「アイデンティティ」の競争力(自分のルーツを絶対に捨てないこと;ポジティブに考えないと前には進めない;日本、アメリカ、フランスで考える;グローバルで戦うアイデンティティ)
4 「プロジェクト」の説得力(売れる売れないだけでやっても仕事はつまらない―学生コラボTシャツプロジェクト1;難しさがプロジェクトの志気を高める―学生コラボTシャツプロジェクト2;今こそ「未来は明るい」を表現する ユニクロプラス心斎橋筋店プロジェクト1;ベーシックの奥深さを追究すること ユニクロプラス心斎橋筋店プロジェクト2;店に足を運ぶ高揚感に、楽しさを創出する ユニクロ銀座店プロジェクト1;「人の喜び」は理屈だけでは作れない ユニクロ銀座店プロジェクト2)
5 「働く理由」を問い直す(一生懸命働いてもいい会社を求めて;漠然とした不安のトンネルを抜けて;「取り引き」ではなく「取り組み」を)

著者等紹介

柳井正[ヤナイタダシ]
1949(昭和24)年2月、山口県宇部市生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。ジャスコを経て、72年、父親の経営する小郡商事に入社。84年、カジュアルウェアの小売店「ユニクロ」の第1号店を広島市に出店し、同年社長に就任する。91年に社名をファーストリテイリングに変更。94年広島証券取引所に上場し、97年東証第2部に上場。99年2月には東証第1部に上場を果たした。2002年11月に一旦は代表取締役会長となるも、05年9月、再び社長に復帰する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紗夜

7
元気な会社で、服へのこだわりを知りたくて読んだが、男の脳でできている会社なんだと思った。服屋なのに服についての話が少なすぎる。そのぶんいかに売るかという所に特化した本だった。それはそれで面白かったけど、私の場合服というものは、身の回りの雑貨と違いやはり本能的なレベルから特別な物なので見た時に「キュン」としたり、心から好きだな、身につけたいなと思えるものを求めてしまいます。確かに服への誇り、とか技術、機能、無駄の無さは大切だけどそういう部分も欲しいとおもいました。2010/11/24

読書日記

5
元は仕事についての考え方の本だと期待していて、そういう側面もあるけど、どちらかと言えば会社の上層部にいるような偉い人たちのドキュメンタリー。遠すぎる世界観なので下っ端の自分の仕事にはあまり役に立たないかなと思った。写真が多く、ある意味雑誌感覚で読めるけど、思考術というタイトルに期待していたような知的刺激はなかった。「仕事関係」と「政治経済」どっちの本棚に入れるか迷ったが、経済的なお話も多かったので後者に。海外での消費者の思考スタイルの違いなんかは興味深かった。2023/02/08

paseri

4
プライドを持って仕事をすることの大切さが伝わってくる本です。マーケティングが最終的に求めているものは、金銭的利益じゃなくて、消費者の幸せなんだなぁと思いました。そのために出来ることは何かを考える、それが仕事であると理解します。柳井氏の「おわりに」の章は是非読んでみてください。特に、就職活動をしている方達に伝えたいメッセージです。2015/07/05

4
「仕事に意味はない。もっといえば、そもそも人生に意味はない、と考えることもできる。しかし、人生の意味は、一人ひとりが仕事を通して発見し、作っていくものだと思う。人間は社会的な動物であり、社会との関わりの中で生きていくしかない。社会との関わりが一番強いものが仕事だとすれば、人生において仕事はものすごく大事だ。仕事を通していろいろな人と接して、その中で自分の人生の意味を発見していく。それが仕事をするということだと思う」2011/08/21

acchicottisotti

3
Ⅳ章以降が興味深く面白く読ませていただきました。売れないと連呼しながらも、楽しそうに学生とのコラボレーションTシャツを企画、販売する方の話。作り手がどんなに機能的な物を作っても発注者が使いこなせないのでは作り手の自己満足だと言う店舗デザイン担当の方の話。「良い商品なのに何故売れないんだ」という発想はダメ、改善余地を探し自分たちが成長しなければと言う、元トヨタの方の話など色々な立場の方の話がまとめてあり、またユニクロで働くようになった経緯を書いている方が多く他社の話まで出て来て得した気分になりました。2011/10/17

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