天才セッター中田久美の頭脳(タクティクス)

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104590018
  • NDC分類 783.2
  • Cコード C0075

内容説明

あの頃、日本には世界No.1の戦術があった…コート上で繰り広げられていた驚異の頭脳ゲーム―。全日本を13年間率いた司令塔が、その全貌を明らかに!誰が日本バレーを殺したのか?中田久美&二宮清純、スポーツ・ジョイント・ノンフィクション。

目次

第1章 バレーボールにおける戦術とは?―セッターの敵は相手センターブロッカーただひとり
第2章 いかにしてゲームを組み立てるのか?―セッターは一瞬たりとも相手コートから目を離してはいけない
第3章 バレーボールの極意とは?―相手を振るトス回し、それはある日突然できた
第4章 なぜ日本バレーは弱くなったのか?―スピードは確かに必要。でもそれ以上に大切なものがある
第5章 いかにして選手を育てるのか?―ここなら何とか届く、というギリギリのところにトスを上げ続けた
第6章 指導者のあり方とは?―山田監督は戦術魔。先発全員左利き作戦まで考えていた
第7章 セッターとは何者なのか?―朝起きたときから味方選手を観察していた。人を光らせて、自分も光るために
第8章 なぜ、いま、ビーチバレーなのか?―夢は、オリンピックへ、世界へとつながっている

著者等紹介

二宮清純[ニノミヤセイジュン]
スポーツジャーナリスト。1960年愛媛県生まれ。日本大学商学部卒業。オリンピック、サッカーW杯、メジャーリーグ、ボクシング世界戦など国内外で幅広い取材活動を展開中。1999年6月より、インターネット・マガジン「Sports Communications」を開設
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のりーの

8
昔に買った本を読了。この本が出版されたずいぶん後に中田久美さんは久光製薬スプリングスの監督に就任、そこで優勝している。言うだけなら簡単な世の中で結果をちゃんと残しているのは、求めるものを常に考えどう行動すれば良いか考えていたからかも。野球の古田さんの話とも絡めて、その考え方やひらめきなど頭の中をこの本を通じて体感できたような気分でとても面白く読めた。安直かもしれないけど、将来中田ジャパンや古田ジャパンが見てみたいと思う。2015/06/17

りえ

7
環境は人を育てる。自らの頭で考える。練習だけではない、今日のテーマ作り。なぐられると考えなくなる→言う通りにする人間になる。勝負→いかに相手の裏をかくか。意外に見えること、偶然に見えることをいかに必然に見せるか。強いチーム→力がある個人が集まり、それがまとまったとき、力を発揮する。相手を威嚇する、自分を大きく見せるのも手。2016/02/08

Hirouch

4
皆から天才と呼ばれる人ほど例外なく努力家です。もちろん天賦の才能あってのものでしょうが、それでも彼女をあのレベルに導いたのは努力と意志であったのです。「試合前のアイドルタレントショーを見にいける今の選手が信じられない。試合前にそんなのを見に行く余裕なんてなかった」この言葉にすべてが表れている気がします。何もスポーツに限ったことではありません。仕事をしていて本当に尊敬できる先輩が同じようなことを言ったことがありました。そういう意味では、この対談の後にその領域に達した竹下さん。彼女の本にも興味がわきました。2017/05/23

ご〜ちゃん

2
「練習は大切です。でも練習は時間の量だけじゃなくて、常に何かを考えていることが大切だと思うんですよね。工夫がなければ何も出てはこない。」「同じ九時間練習をするにしても、何か課題を持ってやるのと、ただ与えられたメニューを漫然とこなすのとでは、当然残るものが違いますから。」「私の場合は、練習ではいつもひとつ課題を持つようにしていました。」 やはり、天才は才能の上にあぐらをかいているのではなく、努力の上に立っているのだと思った。2013/01/21

ばりぼー

2
「驚異の頭脳ゲーム」の「全貌」というには少々物足りない部分もありますが、興味深い話も多々ありました。現在Vリーグでコーチをやっておられますが、「中田ジャパン」を見てみたいものです。2012/06/01

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