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内容説明
天皇家との深い関わりで知られ法然が浄土仏教を醸した地でもある八瀬、悲運の皇子・惟喬親王の足跡を遺す洛北の里々、小野妹子に始まり小野篁や小野道風を輩出した小野氏の根拠地、三千院や寂光院を擁する大原、天狗が義経を育んだ鞍馬など、洛北を中心に“冷凍された日本史”の解凍を試みる。カラー写真や新史料も満載!千二百年の古都に梅原猛が初めて挑む、知的刺激に溢れた文化論。待望の第三巻。
目次
八瀬の里のものがたり(八瀬と酒呑童子;天武天皇と竃風呂 ほか)
語り部・小野氏を追う(近江の小野氏;大原と小野於通 ほか)
大原、念仏の里(良忍上人と声明;良忍上人と「融通念仏縁起」 ほか)
仏と鬼と神と…(鞍馬寺と毘沙門天;鞍馬寺と観音・阿弥陀信仰 ほか)
著者等紹介
梅原猛[ウメハラタケシ]
1925年、宮城県生まれ。哲学者。京都大学文学部哲学科卒業。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター所長等を歴任。92年、文化功労者。99年、文化勲章受章
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感想・レビュー
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KAZOO
58
京都の洛北には、三千院と寂光院以外はほとんど行ったことがありません。ですのでこの本を読んでいると、まだまだ昔の面影をのこしているような感じがして八瀬、鞍馬、貴船といったところをじっくり探訪したい気になります。とくに歴史についてもかなり詳細に述べられており参考になります。いつもながらカラー写真もいい感じです。2015/05/13
たけとり
1
「鬼」に絡む八瀬と、小野家、大原の寺&仏教と貴船の話。小野は琵琶湖西側よりも、洛北の小野郷中心かな。元は新聞連載だったそうなので、章ごとに区切りがよくて読みやすかった。寂光院は、この連載の後に燃えたのね…。2015/10/07
JFK
0
惟喬親王の話が興味深い。 言われてみれば、有名人に小野氏多い2020/05/15