新潮文庫<br> 英国史 〈上〉

新潮文庫
英国史 〈上〉

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  • サイズ 文庫判
  • 商品コード 9784102500316
  • Cコード C0122

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

8
さらっと90頁ぐらいで、ケルト人からカエサルによるブリタニア遠征、アルフレッド大王からクヌートにおけるアングロサクソンとノルマンの抗争、ウィリアム1世によるノルマンコンクエストを解説している。本書が面白くなるのは本格的な英国王朝の始まりノルマン朝からだろう。各王様毎に政治・外交を説明していくスタイルなので、流れを掴む上で一番適しているように思える。だがなにぶん旧字体なので、文章が難しくとっつきにくい感がある。基本知識がなければ読みづらいかもしれない。ちなみにテューダー朝のエリザベス1世までの治世まで収録。2015/11/16

讃壽鐵朗

3
戦前の日本語を使った翻訳で読みにくいが、それなりに格調高い感じが或る。 取りあえず、ノルマン征服までを読了。2015/11/05

てら

2
重厚かつ軽妙、繊細かつ豪快、素晴らしい通史文学だった。さまざまな予備知識は必要だが、十分に「面白い歴史」と言えるだろう。こういう古い名著の文章の情報量というのは並大抵ではなく、1ページ読むのに大変な苦労を感じることもあるが、決してつまらないとか内容が無いわけではなく、その逆だから苦労し甲斐がある。言い回しも味わい深い。 出版が戦前なのだから、この本をすべて信じるわけにはいかない。しかし、「基本中の基本」としてこの本を押さえておくことは、むしろ英国史を知る上での早道につながるはず。下巻も楽しみです。 2015/05/10

JVSTINVS

1
コンパクトに政治・経済・社会・文化・土地制度史がまとまっている。文学者の史論なので限界もありそう。2023/06/16

だ~しな

1
フランスの歴史学者アンドレモロアによる英国史の著作。少々文章が堅かったり、表現が若干遠まわしではあるが、王政を中心とした環境の推移と宗教、経済的変化が、簡易にわかり易く描かれている。また英国史の中での重要人物の業績とその歴史学的評価がそれとなく記されており、客観的評価として参考になると思う。個人的にはヘンリ8世とエリザベス一世の治世と英国の周辺の国際情勢等に興味があったので、それらがしっかりと描かれており大変参考になった。あと英国の序盤の成り立ちはやはりやや複雑だなと再認識させられた。2016/02/20

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