新潮文庫<br> グリーン・マイル〈1〉ふたりの少女の死

新潮文庫
グリーン・マイル〈1〉ふたりの少女の死

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  • サイズ 文庫判/ページ数 155p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102193150
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

時は1932年、舞台はアメリカ南部のコールド・マウンテン刑務所の死刑囚舎房。この刑務所で死刑囚が電気椅子にたどりつくまでに歩く通路は、床が緑のリノリウムであることから、通称「グリーン・マイル」と呼ばれている。ここで起こった驚くべき出来事とは?そして電気椅子の真の恐ろしさとは?毎月1冊ずつ全6巻の分冊で刊行され、全米を熱狂させた超ベストセラー待望の第1巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

散文の詞

96
作者が、「電気椅子」について書くと最初に宣言してるから、一体何を読まされるのかと思っていたら、ある看守主任の回想という形で、刑務所の死刑囚舎房にまつわる話みたいです。 最後はどうなるかわからないけど、とりあえずは、登場人物の様子やその心の機微なんかを読むことになります。 ちなみに、タイトルにもなっている『グリーン・マイル』は、死刑囚が電気椅子まで続く緑色の床から名付けられた通路の俗称です。 ただ、次巻につなぐためか、必ずしも時系列には書かないと言いたいのか、最後の部分の内容にちょっと違和感を感じます。2020/03/17

NAO

85
【2021年色に繋がる本読書会】再読。舞台は、アメリカ南部のコールド・マウンテン刑務所の死刑囚舎房(Eブロック)。電気椅子の部屋に続く中央の通路は、床がライムグリーンのリノリウムだったためグリーン・マイルと呼ばれている。このEブロックに、特徴的な死刑囚が次々にやってきて、とんでもない事件が起きた1932年のことが、Eブロックの元看守主任ポール・エッジコムの手記という形で記されていく。第1巻は、巨漢ジョン・コーフィーの収監とその前後にEブロックにいた者たちの紹介。不穏さはあるものの、まだ何も分からない。2021/02/14

zero1

61
死刑を正面から描く力作。本書を読んで死刑廃止を訴えるのは短絡思考だろう。そういう方は「刑務所のリタ・ヘイワース」を読んだらいい。題名は廊下の色からきている。看守のポールが見た死刑囚のコーフィ。幼い双子を惨殺した彼には秘密が・・・所長の妻の病とネズミのジングルス。ポールは罰を受けなければならないのか?だとしたら、どんな罪で?この作品はネタばれしないように6冊に分けられた。 映画はトム・ハンクス主演。コーフィを演じた俳優は「アルマゲドン」にも掘削チームのひとりとして出演。その後亡くなっている。2018/10/26

佐島楓

60
映画はいっぺんテレビで観たはずなのだが、小説はやはり、映像では描き出せない世界をあらわしている。二巻へ。2015/09/01

やま

48
6分冊の第1巻。スティーヴン・キングは『スタンド・バイ・ミー』以来だろうか。第1巻は人物の説明や状況説明に終始しているが、あとがき曰く様々な伏線が隠れているという。話が今後どう進んでいくのだろうか。ネズミのジングルズがどういうふうに関わってくるのか。★★★☆☆2016/01/03

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