内容説明
ヴェトナム戦で抜群の実績を誇る伝説的スナイパー、グレイは、今はNYで腕利きの検事補となっている。大物マフィアを有罪にすべく奮闘していた矢先、その容疑者が目前で射殺された。鮮やかな手並みはかつての自分に匹敵する。第二の狙撃事件が続き、もう一人の天才スナイパーの標的はグレイであることが分かる。持てる限りの力と技を尽くし、プライドをかけた男の死闘が今始まる―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいちゃっぷ
5
褒めるでも貶すでもないですが、その道を究めるとマンガみたいになりますね。東西のナンバーワン凄腕スナイパーが対決。両者を勝者と敗者に分けるほんの僅かの違いは、運か実力か偶然か神のサイコロか。465ページ 2011/11/08
聖月
2
〇第一次世界大戦でアメリカ軍歩兵が敵兵一人を倒すのに使った弾薬は七千発である。要するに、戦争中に使用した弾薬を、倒した敵兵で割った数字が七千発である。第二次世界大戦では、それが二万五千発、朝鮮戦争では五万発に跳ね上がり、ヴェトナム戦争では何と一人につき三十万発の弾薬が必要だったという。勿論、銃器の発達で、それ以前には考えられないほどの連射が可能になったり、また戦略自体が変わってきたりというのも背景にある。しかしながら、そのような流れとは別に、常に二発以下の弾薬で敵兵を倒しつづけたアメリカ人、ヴェトナムのス2002/11/18
よっちゃん
1
ヴェトナム戦で抜群の実績を誇る伝説的スナイパー、グレイは、今はNYで腕利きの検事補となっている。大物マフィアを有罪にすべく奮闘していた矢先、その容疑者が目前で射殺された。鮮やかな手並みはかつての自分に匹敵する。第二の狙撃事件が続き、もう一人の天才スナイパーの標的はグレイであることが分かる。持てる限りの力と技を尽くし、プライドをかけた男の死闘が今始まる。スナイパーの決闘。西部劇とゴルゴサーティーンをミックスした展開。楽しめた。年はスナイパーものの当たり年なのか。ブラックライトが。2003/12/25
イッケ
1
突然スナイパーが撃ってくるシーンにスリルがあった。 ミステリーあり、ホラーあり、アメリカ映画の陽気なところもあり、ストーリー展開が飽きなかった。読みやすかった。2012/07/17
Quijimna
1
弁護士にして作家、探求心見事。アクション、サスペンスとしては凄いが、他者に薦める本ではないかな……。★★★☆☆2010/03/12