新潮文庫<br> 北回帰線 (改版)

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新潮文庫
北回帰線 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 561p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102090015
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

“ぼくは諸君のために歌おうとしている。すこしは調子がはずれるかもしれないが、とにかく歌うつもりだ。諸君が泣きごとを言っているひまに、ぼくは歌う。諸君のきたならしい死骸の上で踊ってやる”その激越な性描写ゆえに長く発禁を免れなかった本書は、衰弱し活力を失った現代人に最後の戦慄を与え、輝かしい生命を吹きこむ。放浪のパリ時代の体験を奔放に綴った記念すべき処女作。

著者等紹介

ミラー,ヘンリー[ミラー,ヘンリー][Miller,Henry]
1891‐1980。米国ニューヨーク州ヨークビル生れ。ニューヨ-ク市立大学中退後、国内を放浪。生涯で五度の結婚を経験し、ほとんど定職につかずに創作活動を行なった。大胆な性描写や、人間疎外を生む現代文明への激しい批判にあふれた作風で知られる。代表作に『北回帰線』『南回帰線』『薔薇色の十字架』などがある

大久保康雄[オオクボヤスオ]
1905‐1987。茨城県生れ。’36年の『風と共に去りぬ』を始め、現代アメリカ文学を中心に多数の話題作の翻訳を手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

105
文学か猥褻か…。20歳の時は汚ない性描写を最後まで読み通せなかった。人生経験や、体験したフランスやアメリカでの生活、読メを始めてから読んだ本たちが、今回は通読を後押ししてくれた。マンハッタン育ちのミラーは、マッチョなアメリカンではなかっただろうが、パリで感じたものはアメリカにはないものだ。その懐の広さ、街の美しさ、程よい放任に心地よさを感じても、異邦人である彼は結局はそのことに気づく。それが彼に書かせたのだ。数々の文豪たちの本を読み込んだ上で、猥雑な文章の中に自然にそれらを混ぜ込む技が素晴らしい。2015/10/26

扉のこちら側

84
2016年103冊め。【125/G1000】性描写が苦手なわけではないけれど、作中でも『泌尿器科的』という表現があるほどの美しさに欠ける感じのものは好みではない。これがまたしっかりしたプロットの有る話だったらまた違った印象だったかもしれないけれど。折々に挿入される哲学や文学の散文的な表現はおもしろい。他の方の感想の中に「押し流される」というものがあったが、私が一言で言うとすれば「垂れ流し」、かな。それもまた猥雑だ。2016/02/15

NAO

64
金が無くても、知り合いの誰かのところに潜り込み、乏しい食料を分け合い、女を追い回す。自由で、頽廃的で、肉感的で、どんなに貧しくてもなぜか生きていけてしまう街、パリ。いつ芽が出るのか、本当に芽が出るのかどうかも分からない、自由で、不安で、けだるい日々の中、一見ただ女たちと馬鹿騒ぎで明け暮れているように見えるヘンリー・ミラーが思い巡らせる文学のこと、芸術のこと。過激な性描写から目を逸らそうとするあまり見逃してしまいそうになるが、ヘンリー・ミラーの真摯で熱い芸術論は一見の価値がある。2016/03/17

音姫

30
「世間の書物で省かれているものを全て記録する」と宣言しているだけあり、文体も構成も衝撃的な作品だった(何でもあり、と否定的な意見も聞こえそうだが)。憂鬱な物書きが、あれこれ想念しパリ放浪という、プロット無しの小説の形式。性描写の多さも。始終、型破りで斬新さを試みているが、混沌とし過ぎた感が否めない。唯一「人間の本性のよりよき部分によって、人間は裏切られてきたのである」という苦悩を知る事で、精神的な死から正気な部分を感じ取れる。筆者は、何を心にうかべていたのだろう。「南回帰線」も読むべきだろうか。

A.T

21
ジョージ・オーウェル「クジラの腹の中で」の評論と同時平行に読んでみました。オーウェルの著作「パリ・ロンドン 放浪記」と重なる貧乏生活。ヘンリー・ミラーの本編が圧倒的なヒット作となったわけだが、わたし的には同時代のパリでの異邦人の貧乏生活記が重層的に読めたことが単純に興味深かった。どちらも帰る国があるからこそのどん底生活なので、悲壮感がちょうどいい感じ。第二次大戦前 ナチス台頭以前なので19世紀末を引きずってる。2018/06/18

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