新潮文庫<br> O・ヘンリ短編集 〈3〉 (改版)

新潮文庫
O・ヘンリ短編集 〈3〉 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102072035
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文庫フリーク@灯れ松明の火

104
【イベント参加‐O・ヘンリ誕生日読書会】「あの最後の一葉が落ちる時、わたしも一緒に死ぬんだわ・・」肺炎に罹患した娘がベッドから見つめるのは、隣の建物の壁を這う古い古い蔦の葉。『最後の一葉』を読んだのは国語の教科書だっただろうか。多くの物語を読んできて、不思議と忘れられない物語がある。『最後の一葉』と『賢者の贈り物』もそのひとつ。ジョージさん主催のイベントにお招き頂き、記憶に無いほど昔に読んだO・ヘンリ。収録された15の短篇は、今読めばオチの予想は難しくない。けれど100年以上前に創られた作品と考えれば→2014/09/02

レアル

69
これを読んだ皆さんが仰るように『最後の一葉』、有名かつ素晴らしい話でした。このヘンリの短編集3冊を読んで心が洗われたというか清々しい気持ちになりました。時代が変われど色あせないヘンリ、良いですね。何度でも読み返したい作品の一つです。2012/12/01

bookkeeper

61
★★★★☆ 再読。生きる気力を失った娘は病室から見える蔦の葉が全て落ちたら私も死ぬのだと言い始め…「最後の一葉」。隣家といがみ合う関係の売却を持ち掛けられた男「ブラックジャックの売渡し人」。グリム童話だけが楽しみな幼い娘を救いに来る王子「荒野の王子さま」。都会的な美女と結婚した男が里帰りして昔のノリを見せてしまう「都会の敗北」。名手O.ヘンリ短編集の3巻。短くまとめすぎてオチがバレバレだったり、意味が分かりにくいものもあるけど、様々な味わいの15作で楽しませてくれます。「煉瓦粉長屋」のオチが分からん…。2021/12/26

ちはや@灯れ松明の火

44
人は見かけによらぬもの、顔と心は裏腹なんて掃いて捨てるほどよくある話。二人の男を結ぶ手錠、裏の裏かくペテン医師、鉛弾より金の髪、見えるものだけ信じていると騙される。生死を分けた壁の蔦、荒くれ者の王子さま、乗り損なった玉の輿、嘘も方便知らぬが仏の泣き笑い。偽造銀貨が救う命、復縁を呼ぶ手切れ金、人から人へ渡る紙幣、切っても切れぬ金で繋がる人の縁。喪服美人の想い人、星の名を持つ救い主、紳士の皮を脱ぐ農夫、知れば知るほど信じたくなる赤い糸。人生は廻り続ける回転木馬、運命の人はどんな姿でどこに現れるかわからない。 2017/02/26

naoっぴ

40
読後、心の中にぽっと灯りがともるような感覚。わずか235頁の中に15話もつまっている、ひとつひとつはとても短い話ながら印象に残るストーリーの数々。「最後の一葉」「ブラックジャックの売り渡し人」「にせ医師物語」「心と手」が良かったです。O・ヘンリ短編集は中学生の頃に読んだはずだけど覚えていないのは当時意味がよくわかっていなかったのかも?(笑) 今また読めて良かった。2014/07/12

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