新潮文庫<br> 法王庁の抜穴

新潮文庫
法王庁の抜穴

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  • サイズ 文庫判
  • 商品コード 9784102045114
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

松風

22
【ノーベル賞文学を読む】登場人物各々の主に信仰にまつわる〈珍事〉というピースが徐々にひとつの絵図を作り上げていくワクワク感。人間喜劇。ラフカディオ君の造形は、色んな作家に受け継がれていく。2014/10/29

chanvesa

8
ラフカヂオにとってアメデは見てくれがうざかったのだろう。「人を殺してみたかった」という恐ろしい殺人動機は殺人の自己目的であり、この「動機がない殺人」と紙一重なのでは?魂の救いを求める「ような」、本気かよとつっこみたくなるラストの雰囲気は、後年もっと露骨にカミュの『異邦人』に受け継がれるような気がする。アンチムの信仰経験の奇跡、ラストの方でありゃりゃという感じになって、もとからあやしかったけどやっぱりおちょくっている。動機をめぐるラフカヂオとジュリユスの対話の表記、畳み掛けるようで新しい。2014/09/07

しんこい

2
詐欺、私生児、動機のない殺人、替え玉と書くと中々盛りだくさんのミステリー風な話にも見えますね。2011/07/08

jaguarmen_99

0
小説2014/07/09

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