新潮文庫<br> 地下室の手記 (改版)

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新潮文庫
地下室の手記 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 259p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102010099
  • NDC分類 983
  • Cコード C0197

出版社内容情報

誰にも愛されたことがない。人を愛したこともない。社会から隔離された暗闇の部屋で綴られる、どす黒き魂の軌跡。

極端な自意識過剰から一般社会との関係を絶ち、地下の小世界に閉じこもった小官吏の独白を通して、理性による社会改造の可能性を否定し、人間の本性は非合理的なものであることを主張する。人間の行動と無為を規定する黒い実存の流れを見つめた本書は、初期の人道主義的作品から後期の大作群への転換点をなし、ジッドによって「ドストエフスキーの全作品を解く鍵」と評された。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

495
ジィドはこの作品を「ドストエフスキーの全作品の鍵」と評した。たしかに、ここを大きな転換点として、『罪と罰』以降のドストエフスキーの代表的な長編小説が生み出されている。それでは『地下室の手記』の意味するものは何なのか。それは思索にあるのだろう。自己の内部に遡行し、徹底的に自己自身の存在の意味を問い直すことにあったのだと思う。したがって、それは一見したところ、きわめてエゴイスティックな様相を取らざるを得なかった。しかも、いたって観念的にして抽象的である。それが物語の姿を纏って飛翔するのは、まさにこの後だった。2016/06/11

遥かなる想い

349
ひどく捻れた男が書く手記 である。屈折した感情を 理解できないわけではないが、 共感はできない。 意地悪な40歳の元役人を 通して、著者は何を描こう としたのか。 延々と続く退屈な独白は 独りよがりで、嫌気が 差すだけなのだが… 社会に対する屈折した 不満・諦め・怒りを 描こうとしたのだろうが… リーザとの関わりも 屈折し過ぎて正直、 混乱する…そんな本だった。2015/11/03

テディ

142
性格が捻くれた小役人が遺産を得た事から地下室に引き籠る。前半は、合理的に発展した文明社会を忌み嫌い糾弾する独白。後半は、街でぶつかった将校を批判、学生時代の友人との送別会で時間変更の連絡がない事に怒りを爆発、売春宿で出会った娼婦リーザに対して意地悪く罵り自分の住所を手渡す。従者と諍いがある場面で家にリーザが訪ねてくる。自分に好意を持たれたと思い5ルーブル札を渡すも受け取らず出て行かれる。絶望と不満の中での自我主義の男の主張は、幸福の到達を目指しながら辿り着く事を避ける人間の本質を述べているようであった。2021/02/28

のっち♬

135
社会と訣別して地下室に閉じこもった元官吏の手記。過剰な自意識に苛まれた彼を通して、文明により多感になった現代人の本質を「ギリギリのところまで押しつめ」てみせる。人間はいくら合理化を進めても「自分独自の恣欲」を求める存在だとするこの独白は深刻で濃密。第二部は自尊と卑屈を抱えた彼のとる不利益な行動で人間の非合理性を例示する。彼の滑稽なまでの不器用さを終盤では悲痛に演出する筆致は圧倒的な迫力と生々しさがある。「安っぽい幸福と高められた苦悩と、どちらがいいか?」この憤怒と絶望の叫びは、今なおその余命を保っている。2018/07/25

ケイ

135
タイトルに相応しい個人の回想。自分よがりな思考の巡らせ方、つまらない事への異常なまでの執着。そんな考え方や行動を自らに正当化してみせるためのこじつけ。そんな彼の努力や執着は、無視され嘲笑され、その姿は読み手を恥じ入らせるほどだ。愚かなのは彼なのか、そんな彼を嘲る周りの人はどうなのであろうか。解説には、書かれた当時の革命的民主主義の第一人者チェルヌイシェフスキーの小説「何をなすべきか?」への直接の反論として構成されているらしいので、そちらを読んでから再読してみたい。2015/09/27

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