新潮文庫<br> マノン・レスコー (改版)

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新潮文庫
マノン・レスコー (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102006016
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

自分を死ぬほど愛している純情な貴公子デ・グリュウに、賭博、詐欺などの破廉恥な罪を重ねさせながら、自らは不貞と浪費のかぎりを尽し、しかもなお、汚れを知らぬ少女のように可憐な娼婦マノン。プレヴォーはその美しく多情な姿を創造して、永遠の女性像に新しいタイプを加えた。今日においてもなおみずみずしさを失わない18世紀フランスロマン主義文学の不朽の名作である。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

178
18世紀フランスの名作であり、凄まじいまでの 盲目の恋の物語である。 呆れるほどの マノンへの純情な恋が、 無鉄砲に邁進する青年の恋が、今では 新鮮に読める、そんな展開である。 恋に溺れる青年とマノンとの関係は、 馬鹿馬鹿しいほど、純情で… 恋を見守る 父・友の 風景も のどかで 優しい…青年の純情に圧倒されて、 マノンの可憐さが 伝わりにくいのが 少し 残念…そんな作品だった。2019/03/21

アン

107
『椿姫』の小説の中で、哀切な物語として述べられ興味を持って。18世期フランス、可憐で魅惑的なマノンに熱烈な愛情を抱き、罪を重ねながら堕落していく騎士デ・グリュウ。快楽的な放埒生活、不義や不貞、恥辱と困惑。富に酔うことは時に狂気を孕み、激しい愛欲は破滅へと導き、2人の恋愛は情熱的ですが心からの安らぎはあったのでしょうか。誠実で救いの手を差し伸べる友人の気持ちなどを通し、結末は宿命のようで何とも哀しい気持ちが…。自由奔放な魔性の女に惑わされる、一途な男性を鮮烈に描いたフランスロマン主義文学。 2020/06/07

かごむし

46
恋の炎に身を焦がすグリュウ君と、信仰の道を、正しき人の道を歩もうとするチベルジュと。著者はどっちの味方なのかと思ったが、二人とも彼の分身なのだろう。サン・ラザールでの二人の会話は圧巻だった。タイトルから、一見マノンの物語のようにも思うが、マノンは一つの象徴であり、これはグリュウ君がもがき苦しむ物語である。まだ女性も社会も経験のない若い頃の自分が、こんな魅惑的な女性に出会ったとしたら、身の破滅の予感すら受容して恋の茨の道を歩んでいたかもしれない。そんな経験がないことが不幸に思えるほど、激しい恋の物語だった。2017/10/31

イプシロン

40
一人のひとを真剣に愛するということは、その人の短所や欠点も受け入れるということである。一人のひとに己が理想を見て捧げる情熱的な愛を「エロス」と呼ぶなら、その人の悪徳すら受け入れる愛は「アガペー」と呼べるであろう。本作はそのような読み方をしない限り、バカップルの破滅物語としか読めないだろう。文明にある社会通念や社会道徳や社会的権威が人の嫉妬心や所有欲を煽り、まともな恋愛観すら持てない人間にすることを、アメリカという欲得や妬みのない自然に近い環境に身を置いた人間として比較して抉りだすのはじつに見事だ。2019/05/04

メタボン

38
☆☆☆☆ まさに「恋は盲目」。すべてを投げ打って恋に身を捧げるグリュウは哀れであり滑稽でもある。ただそれを親切にも支える友人や紳士は更に不可解。どっからそんなに金があふれでてくるの?いろいろと突っ込みどころ満載だけれども、結構のめりこむほど面白かった。グリューの独白で、まわりくどい修辞法も、「フランスロマン主義」らしい文体なのかもしれない。ちょっと脂肪分たっぷりの料理のようで、もたれるが、たまに賞味するのも悪くない。2016/02/26

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