新潮文庫<br> 笑いの狩人 - 江戸落語家伝

新潮文庫
笑いの狩人 - 江戸落語家伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101324012
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいとや

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小説だからつくりの部分はあるとはいえ、噺一本で暮らしを立てようとしたものがいたのは事実。それが凄い。鹿野武左衛門の凄絶さも震えるが、可楽の話が一番好きだ。噺家が職業として成立するにつれ、主人公たちの懊悩は変わっていくが、円朝の今際の際の夢が怖ろしい。人情を語りつつ、結句、自分が一番愛するものが芸だけだという真実。よくわかる。噺家ではないものの、口先一本で仕事してるのは同じだが、まだまだ覚悟が足りないか。再読だが、さすがに読んでる人も少ないな。2012/07/13

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