新潮文庫<br> 血脈の火―流転の海〈第3部〉

個数:
電子版価格
¥825
  • 電書あり

新潮文庫
血脈の火―流転の海〈第3部〉

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 21時50分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 561p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101307527
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

昭和27年、大阪へ戻った松坂熊吾一家は、雀荘や中華料理店を始めとして、次々と事業を興していく。しかし義母の失踪に妻房江の心労はつのり、洞爺丸台風の一撃で大損害を被った熊吾も糖尿病の宣告を受ける。そしてたくましく育つ無邪気な小学生伸仁にも、時代の荒波は襲いかかるのだった…。復興期の世情に翻弄される人々の涙と歓びがほとばしる、壮大な人間ドラマ第三部。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

402
輝やん、ライフワークの第三弾。今、わたしに時間があることはさて置いても、一気に読ませる筆力。ここまでくると登場人物ひとりひとりに愛着さえ湧いてくる。主人公の熊吾でさえ、魅力的に描かれている。この巻では、故郷を引き上げ、家族を連れて大阪へ舞い戻る熊吾。目端が効くため、なにをやっても一応の成功はするのだが。こんな男と一緒では、わたしだったら3日と身も心ももつまい、、、。昔の女は偉い(笑)【婦女子へのDVあり】2019/01/12

KAZOO

164
宮本さんがこのような小説を続けてくれているというのは、ある意味五木寛之さんの「青春の門」を思い出します。それよりももっと人間臭さがふんぷんとするような物語ですが。このような破天荒な生き方の主人公というのは今は流行らないのでしょうね。ですので私は時たまこのような小説で昭和の時代の息ぶきを感じています。この三部で14年間、さらに21年間で8部までです。最後までじっくりと読んでいきましょうかね。2017/04/21

かみぶくろ

80
流転の海第3部。再び大阪に戻る主人公松坂熊吾。新たに手を出す商いは雀荘、中華料理屋、金つば屋、接着剤と、なんでもありの様相。跳ね上がろうとする社会の、豊かな時代。悪戦苦闘を続ける熊吾と、周囲の彩り豊かな人々。とりわけ息子伸仁の成長が愛らしい。大阪の地の埃にまみれた喧騒を、今日も星々が見守っている。2018/12/12

chikara

79
再読。人間ドラマと人心・事象への深い洞察には学ぶべき事柄が多い。 「私は、自分の父をだしにして、宇宙の闇と秩序をすべての人間の内部から掘り起こそうともくろみ始めたのです」宮本氏はこの作品へ記した。 続きがさらに楽しみです。2015/01/29

ジェンダー

75
主人公は大阪でやり直す事し少しずつ仕事を始めていくけれど思いつくままに飽きっぽいのはどうかと思う。ただここまで子供のことを思い生きて行くのなかなか出来ないと思う。むしろ今の時代でもなかなかいないと思う。ただ田舎から都会に出てきて子供をだしに弾けすぎているような気がします。ただ相変わらず面倒味が良いのは良いと思うけれど息子に悪影響がすごい気がします。そういう意味では父親としての良い面と悪い面を両方持ち合わせているけれどそういったのも悪くないような気もします。ただ結末が想像つかないです。2014/08/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/545415
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。