内容説明
「リタイア=将来のために現在を犠牲にする時代を卒業すること」―。高齢化が加速する中、年金制度は抜本改革にまだ遠い。そんなこれからの日本でアナタはどう生きますか?時間的にも経済的にも余裕が生まれ、知力充実した退職後こそ、本当の自己実現は可能なはず。複雑な年金や税のしくみをわかりやすく解説しながら、人生最高のステージを迎えるための鉄則を野口教授が徹底指南。
目次
1 リタイア後人生を待ち望もう(リタイア後は実りを収穫する時;江戸時代の先達に隠居法を学ぶ)
2 高齢化社会と年金(高齢化社会とはどういうものか;年金についての基本的なこと)
3 サラリーマンよ立ち上がれ(年金改革と高齢者の所得;国民年金保険料未納をサラリーマンが補填;ラディカルな改革が必要;豊かな老後のための「超」リタイア法)
著者等紹介
野口悠紀雄[ノグチユキオ]
1940(昭和15)年、東京生れ。東京大学工学部卒業後、大蔵省(現・財務省)に入省。’72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)取得。一橋大学教授、東京大学教授、東京大学先端経済工学研究センター長、スタンフォード大学客員教授などを経て、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授。専攻は経済学。『バブルの経済学』で’92(平成4)年、吉野作造賞を受賞、『「超」整理法』『「超」勉強法』など数々のベストセラーでも知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
2
リタイア後人生を待ち望む:リタイア後は実りを収穫する時 高齢化社会の希望の星 若い人ができない三種の神器 江戸時代の先達・隠居法を学ぶ:隠居≠厄介者 趣味に興じた農民と商人 ぱっとしない武士たち 組織人と自立人 高齢化社会と年金 高齢化社会とはどういうものか:異常な高齢化 深刻な労働力不足 サラリーマンよ立ち上がれ 年金改革と高齢者の所得:高齢者の就業を促すべき 老後のための貯蓄課税の整合 国民年金保険料未納をサラリーマンが補填 ラディカルな改革必要:強制加入 豊かな老後のための超リタイア法:エッセンス2021/03/31
マーク
2
25 タイトル?年金問題の本2018/04/12
脳疣沼
2
私は野口悠紀雄が好きで、何冊も本を読んでいるが、しかし彼が、自著の勉強ハウツー本に「高校生になったら「解析概論」を読むと良い」などと書くような人物であることも知っている。本書でも相当な天然エリート主義を発揮していて、年金制度がなくとも現代人は愚かではないから生きていけるとして、挙げ句の果てにはサラリーマンに日本の年金制度が維持できなくなるように行動しろ!と呼びかけるところまでいってしまう。ついていけない。2016/08/28
YHユニコーン
0
中身に対してタイトルが合っていない気がする。索引は充実している。今後の高齢社会対策を江戸時代からヒントを得るという発想は面白かった。2017/03/20