新潮文庫<br> フォルトゥナの瞳

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新潮文庫
フォルトゥナの瞳

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  • サイズ 文庫判/ページ数 494p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101201917
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「他人の死の運命」が視える力を手に入れた男は、愛する女性を守れるのか――。生死を賭けた衝撃のラストに涙する、愛と運命の物語。

幼い頃に家族を火事で失い天涯孤独の身となった木山慎一郎は友人も恋人もなく、自動車塗装工として黙々と働くだけの日々を送っていた。だが突然「他人の死の運命」を視る力を手に入れ、生活は一変する。はじめて女性と愛し合うことを知った慎一郎の「死の迫る人を救いたい」という思いは、無情にも彼を窮地へと追いやり……。生死を賭けた衝撃のラストに心震える、愛と運命の物語。

内容説明

幼い頃に家族を火事で失い天涯孤独の身となった木山慎一郎は友人も恋人もなく、自動車塗装工として黙々と働くだけの日々を送っていた。だが突然「他人の死の運命」を視る力を手に入れ、生活は一変する。はじめて女性と愛し合うことを知った慎一郎の「死の迫る人を救いたい」という思いは、無情にも彼を窮地へと追いやり…。生死を賭けた衝撃のラストに心震える、愛と運命の物語。

著者等紹介

百田尚樹[ヒャクタナオキ]
1956(昭和31)年、大阪市生れ。同志社大学中退。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」等の番組構成を手掛ける。2006(平成18)年『永遠の0』で作家デビュー。他の著書に『海賊とよばれた男』(第10回本屋大賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソルティ

392
救いがなくて悲しすぎる。この話に意味があるのか?フォルトゥナの瞳を持っていてもなんの意味もない⋯でも最後に、意味あったな、良かったなというハッピーな方に持っていければ良かったのに。慎一郎生い立ちからして辛くてやっと幸せになれるって時に。葵の一言が余計だ。なぜ分かっていてそれを言う?葵の気持ちが分からない。慎一郎に生きていて欲しかったの?残念な話。「病気などの理由もなしに、ある日、愛する人がまもなく死ぬとわかれば、気が狂いそうになるだろう。人は自分のことも含めて未来がわからないからこそ、生きていけるのだ。」2020/03/06

マ・クベ

265
後半は、一気読みでした。他人のために、自身を犠牲にする。それを分かりながら、黙って見守る!心が熱くなりました。2016/01/14

た〜

198
著者のジャンルの広さには感心するし、読みやすくて面白くはあるけれど、テーマはありがちだし伏線の引き方や回収、オチはいまいち。期待しすぎたな2015/12/20

ken

175
人の死期が見える目を持った慎一郎。 皆さんの感想にも書いてありますが、ラストのオチは、途中から予想がつきます。 映画化もされてるみたいなので見てみたい。2020/01/02

Emperor

161
もし自分がこの目の能力を持っていたら。読了後はそのことばかり考えてしまった。神への抵抗・運命への介入は、美学や哲学をもってしても許されるものではないのかもしれない。命を削りながらそれに挑んだ慎一郎は本当にカッコよかった。2017/02/14

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