新潮文庫<br> 雀の猫まくら

新潮文庫
雀の猫まくら

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  • サイズ 文庫判/ページ数 277p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101159232
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

いざ行かん!常夏の島ハワイへ!!リムジンで観光地を巡り、有名人のそっくりショーで大笑い、ワイピオ渓谷では幌馬車に乗りと、計画は完璧だった。二人の年寄りガイドさえ現れなければ…。帰国すれば、締切地獄。それでも、忙中閑あり。誕生日の麻雀で役満を上がり、自分へのごほうびに着物を買う。税金を憂い、隣の猫とごろごろ遊ぶ。「群ようこ」てんこ盛りの書き下ろしエッセイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

459
新潮社さん持ちでハワイ旅行かぁ、いいなぁ。バブル期にはそれが普通だったんだよな。なんでもかんでも海外で取材、撮影。このハワイ旅行だって、編集者がゾロゾロ付いてるし。ハワイのガイドとのトラブル、わたしは経験ないが、こういう時はどうすればいいんだろう。一生に何度も行けるわけじゃない異国の地で、こんな風に予定変更、わたしなら許さない。群さんて、ほっこりした作品が多い印象だけど、意外な彼女の気の強さがここでも出ていて興味深かった。ハワイ行きたいなぁぁぁ。2020/10/13

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

71
日常の出来事を綴った日記形式のエッセイです。あとがきの日付が平成10年8月となっているので、平成9年頃から10年にかけての日記なのかな?ところどころに挿入される群さんが驚かれたニュースを見て、こういう出来事もあったなと妙に懐かしい気分になりました。今回のメインとなるのはハワイ旅行の話。予定はあくまでも予定だとは思いますが、ここまで現地の人に希望が通じていなかったのは、やりきれませんね(苦笑)今回は猫の出番が少なかったのが残念でした。★★★2013/04/07

nemuro

46
図書館本。「本の雑誌社」勤務を経て独立した作家らしいタイトル(たとえば手元にある「本の雑誌」9月号は「いわし雲寝過ごし号」)だなぁと思って借りてみた。「平成10年10月1日」の 発行。前半、新潮社の4人とのハワイ珍道中よりも、税金が払えないので連載と書き下ろしをじゃんじゃん引き受けてしまった、憂いながらの日々を綴った後半が面白かった。お隣の猫もちょくちょくやって来る。この時点で「新潮文庫・群ようこの本」が13冊もあって吃驚したら、自宅の本棚に11冊並んでいてもっと驚いた。それでも図書館から借りてくるとは。2020/10/17

hirune

45
以前は群さんの本をよく読んでいたんですが、彼女が働いたお金を母親と弟に毟り取られる様に費われている描写が嫌になって読まなくなったんですが、この本もやはりそうでした😓日記形式のエッセイで前半は出版社の人たちとのハワイドタバタ紀行、後半は仕事に麻雀に日々パワフルに奮闘する日常が描かれてました。作家さんて凄いなぁ。日々闘いなんですねぇ。。2020/06/11

波平

22
ハワイ珍道中と隣の猫の話が楽しかった。2014/08/17

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