新潮文庫<br> ハートブレイク・キッズ

新潮文庫
ハートブレイク・キッズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 291p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101158259
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

川村絵理は23歳のフリーライター。人気作家夫人に1年間の留守番を頼まれたのは佃島のリバー・ハイツ。LDKは30畳、サウナにプールにテニス・コート。降って湧いた幸運に浸っているところへ、突然ひとりの青年が―。奇妙な同居が始まったと思ったら、今度は出版社のオーナー親子が現れ、雑誌の編集長にと口説かれた…。すったもんだの3カ月を描くロマンティック・コメディ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NICK6

7
表紙見て、勝手に恋愛小説と思って読み始める。若い男女の勘違いの同居が始まってガミガミ喧嘩しだして、ふむふむ、これがああなって、こうなって、そうして、最後はハッピー…と、正しい既定路線を常識的に予想したら、微妙に路線が変更?。っていくか、いろいろ曲がりくねりだして、ちょっとだけ予想を裏切ってくれた。ビデオ全盛期の時代の匂いと、当時の放送出版業界のあれこれがうまく散りばめられ、そして最期はコンゲームの終幕の楽しい流れ。うまく乗れて満足であった。 2023/09/30

amy

0
申し訳ないですが、残念な感じでした。本で面白かったけど、ドラマになると色々省略されて残念な感じになることありますが、そのドラマの方な感じ。2016/12/20

ゆーいちろー

0
解説にもあるように、本書には当時の風俗が作品の雰囲気作りの大きな要素となっているため、どうしても時代が感じられてしまう。この時代というのが、バブル崩壊の直前で、都会の若者の(しかもフリーランス)の生活の厳しさが語られる。しかし同時に、まだ長期の不況に陥る前で、作品世界には明るい空気が漂っている。(もちろん本作がライトなラブコメであるから当たり前ではあるのだが)わたし自身にはほとんど歴史的知識でしかないバブル以前の世界が新鮮でありました。2010/06/20

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