内容説明
日本レコード大賞受賞曲「天使の誘惑」「今日でお別れ」「北酒場」を初め、「ドリフのズンドコ節」「別れの朝」など、時代を映し出した歌の数々。さらに自らの原風景を謳う「石狩挽歌」、自作自演の「時には娼婦のように」、そして裕次郎のために作った「わが人生に悔いなし」。作詞家・なかにし礼の作品は戦後歌謡曲の歴史そのものだ。初期のシャンソン訳詩、後期の歌曲を加えた昭和の吟遊詩人の詞華集大成。
目次
シャンソン訳詩(ラ・ボェーム;ラ・マンマ;想い出の瞳 ほか)
歌謡曲(知りたくないの;恋のかたみは泪だけ;誰も誰も知らない ほか)
歌曲(日本の十二ヶ月;モーツァルト歌曲集;ベートーベン交響曲第九番二短調作品一二九「合唱」 ほか)
著者等紹介
なかにし礼[ナカニシレイ]
1938(昭和13)年、中国黒龍江省牡丹江市生れ。立教大学文学部仏文科卒業。シャンソンの訳詩家を経て、作詞家に。「石狩挽歌」「時には娼婦のように」他多くのヒット曲を生み「天使の誘惑」「今日でお別れ」「北酒場」で日本レコード大賞を3回受賞。他にも同作詩賞2回、ゴールデンアロー賞、日本作詩大賞など受賞歴多数。クラシック界にも活動の場を広げ、オペラ「ワカヒメ」「静と義経」、オラトリオ「ヤマトタケル」、世界劇「眠り王」「源氏物語」などの作品がある。’98(平成10)年、『兄弟』を発表して小説家に。2000年、『長崎ぶらぶら節』で直木賞を受賞
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