感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろびん
3
空飛ぶ円盤のラストが好きだな……。2018/05/02
り
2
ロマンティックな短編集です。曽野綾子さんはわたしの中で現代純文学の母のような存在です。2022/01/29
gurisan
1
★★★☆☆ 生かしも殺しもしない淋しさ、生かしも殺しもしない貧しさ。幸福でも不幸かはわからないけど、ただそれを感じるだめだけでも死ぬよりは生きていた方がいいと思う現実。人間がこの世で生きるむなしさや哀しみが散らばる短編集だ。2010/12/09
nokiko
0
まさしく墓標になっていくしかない恋の話ばかり2012/01/08
hata
0
※ちょっと書き直し)あとがきの、「諦め」ではなく「慎み」という言葉がとてもしっくり。全体に悲しいではなく哀しい。けれど絶望的でなく、逆に安心感を覚えた。明るい未来はひとつも描かれてはいないのに、不思議と読後は心地よい。それでも一つくらい、想いの叶うお話をと言ったら曽野さんに笑われてしまうかな。どれもしみじみと良かったし、日々ふいに思い出したりしてしまうほどだけど、この、人間の哀しい慎ましやかさを心から楽しむには、私にはまだ早かったのかもしれない。ともかく、また読みたいなと思っています。2010/10/05