内容説明
18歳のマンボウ氏は、バンカラとカンゲキの旧制高校生活で何を考えたか―。個性的な教師たちと大胆不敵な生徒たちが生み出す、独特の元気と喧騒に身をまかせながら、ひそかに文学への夢を紡いでいったかけがえのない日々は、時を経てなお輝き続ける。爆笑を呼ぶユーモア、心にしみいる抒情、当時の日記や詩を公開、若き日のマンボウ氏がいっぱいにつまった、永遠の青春の記録。
目次
珍しく沈んだ書きだし
初めに空腹ありき
教師からして変である
小さき疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドランク)
瘋癲寮の終末
役立たずの日記のこと
銅の時代
医学部というところ
もの書きを志す
いよいよものを書きだす
遊びと死について
酒と試験について
学問と愛について
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