新潮文庫<br> エリ子、十六歳の夏

新潮文庫
エリ子、十六歳の夏

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784101122427
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

高校2年の夏、エリ子が突然家出した。娘の行方探しに、なぜか冷淡な両親に代わり、元刑事の祖父田代は、新宿のディスコ、六本木のクラブ、吉祥寺の小劇団稽古場を尋ね歩く。そこは、寂しいけれど行き場のない若者の溜まり場だった。尋ね先で起こる殺人事件を解決しながら、孫娘の行方を探す田代が、ついにエリ子の居場所を突きとめた時、救いようのない悲劇が…。連作ミステリー。

目次

バラの耳飾り
銀のブレスレット
白鳥のブローチ
黒揚羽のリボン
サファイアの指輪

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

harukawani

5
家出したエリ子を捜すため、街に出た元警察官の祖父が遭遇する5つの事件を連作形式で書いた短編集。装飾のほとんどない素っ気ない文章と、聞き込みの際の会話文ばかりだから1編1編が短いんだけど、あっさりしてるようで実は叙情的な語りが深く沁みる。ハードボイルドな祖父も良いけど、いちばん良いのは相棒役となるキティという少女のキャラだな〜。この子の話を読みたくなる。とても、とてもいいミステリーだった。2017/11/19

godubdub

1
結城昌治を読みたくて手に取った。孫娘が家を出て帰らないことから,元刑事のおじいちゃんが探しに出かける。なぜか出かける先で,殺人事件が起こり,こまめに解決しながら話が進む。割とさっぱりした仕上がり。2016/05/22

みん

1
元刑事のおじいさんが、行方不明になった孫娘を探している間に、いろいろな殺人事件に遭遇し、解決していく連作の物語。16歳の孫に関する友人同士の、軽い交友関係と、年寄りの感性のぶつかり合いが面白くもある。孫のためとは言いながら、あちらこちらに出没し、関係者に次々と声をかけていけるのは、元刑事と言う設定だからなんでしょうね。普通のサラリーマンあがりでは、違和感を感じるところです。しかし、最後はどんでん返しの結果になる。一気におしまいと言う感じで、盛り上がりは少なかった。こういうスタイルの作者なんでしょうかね。2012/06/15

あるちゃ

1
かつて刑事だった男、田代が、家出した孫のエリ子を探す物語。エリ子を知るという少女キティの協力を得ながら、東京の陰の部分をさまようエリ子の足跡をたどるのですが、行く先々で殺人事件に遭遇します。田代は事件においても犯人が誰だか分かるのですが、警察に突き出すことをせず自主をすすめるのみに留まります。その振る舞いは、犯人のためを思ってではなく、エリ子にも自分にも関係ないからどっちでもいいという風に受け取れます。エリ子は見つかるのか?なぜ家出をしたのか?5つのエピソードに区切られているのですが、ひとつ進むごとにエリ2009/06/04

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